HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報591号(2017年5月 2日)

教養学部報

第591号 外部公開

<施設・組織紹介>駒場キャンパスには学生相談所があります

石垣琢麿・松島公望

591-06-1.jpg新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
新しい学生生活への希望に満ちあふれて四月を迎えたことと思います。一方で、新生活への不安もあるかもしれませんね。

大学では、履修する講義の決定やレポート作成など、今まで以上に学業での自主性が重んじられます。また、日常生活でも、はじめて一人暮らしを経験する人にとっては、多くのことを自分ひとりで判断しなければならなくなります。環境が大きく変化する中で、戸惑うことも出てくるかもしれません。様々な不安や悩みを抱えるのは人として当然のことであり、みなさんのような若者であればなおさらです。

駒場(駒場Ⅰ)キャンパスは新入生全員が学ぶ場ですが、二年生に加えて教養学部生(後期課程)と大学院生も学んでいますので、「人が多すぎる」「居場所がない」といった訴えを毎年よく耳にします。組織が大きいと不安や悩み、疑問を感じたときに、誰に相談して良いのかわからないこともあるでしょう。また、家族や友人には相談しにくいこともあるでしょう。

「大学生活が不安だ」「最近やる気がでない」「進路が決められない」「人間関係に悩んでいる」「経済問題に困っている」「悪徳商法に引っかかった」「強引な勧誘で困っている」などの悩み事があったら学生相談所に来てみてください。秘密は必ず守られます。

場所は、一号館三階です。受付時間は平日の午前十時から午後五時までです。予約は、来所、電話、電子メールで受け付けています。面談については、電話、電子メールでは対応していません。
また、学生相談所では「学生相談所協力教員制度」を設けています。これは、協力教員が広く学生生活一般について学生の相談相手になる制度です。新入生のみなさんにとって、東大の先生と個人的に話をする機会はそれほどないと思いますのでぜひ活用してください。

駒場キャンパスには学生相談所以外にも、進学情報センター、留学生相談室、ハラスメント相談所、バリアフリー支援室、保健センター、コミュニケーション・サポートルームなどの相談機関があります。これらの機関で「学生相談協議会」を設けて、みなさんの学生生活をサポートしています。

ここまで学生相談所の紹介をしてきましたが、学生相談所の活動は非常に多岐にわたっていることを理解してもらえたと思います。私たちの力だけですべての問題が解決できるわけではありませんが、きっと解決のきっかけや糸口がみつかると思います。

それでは、新入生のみなさんの学生生活が実り豊かなものになるよう祈っております。

(駒場学生相談所)

第591号一覧へ戻る  教養学部報TOPへ戻る

無断での転載、転用、複写を禁じます。

総合情報