HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報591号(2017年5月 2日)

教養学部報

第591号 外部公開

辞典案内 2017 インドネシア語

高地薫

インドネシア語初学者は、まず①佐々木重次(東京外国語大学名誉教授)編『最新インドネシア語小辞典』(第1.4版、Grup Sanggar、2013.3)を入手されたい。比較的コンパクトで持ち運びに便利なうえ、他のイ日辞書に比べ安価で、新しい語彙・用例に強く、後述のインドネシア語=英語辞書を補完できる(http://homepage3.nifty.com/sanggar/newpage1.htmより2400円、送料350円で購入可)。①に加えてイ英語辞書として、やや古いがスタンダードである②John M. Echols and Hassan Shadily (eds.) An Indonesian-English Dictionary (Cornell U.P. 1989, 65 USD)、ないしより新しい③Alan M. Stevens and A. Schmidgall-Tellings (eds.) A Comprehensive Indonesian-English Dictionary (2nd edn., Ohio U.P., 2010, 69.95 USD)があればまず問題はない。英イ辞書には、④John M. Echols and Hassan Shadily (eds.) An English-Indonesian Dictionary (Cornell U.P. 1975, 65 USD)がある。インドネシア国内では②〜④がライセンス出版されており安価に購入できる(ただし③は初版のライセンス版)。日イ辞書には⑤松浦健二『日本語─インドネシア語辞典』(京都産業大学出版会、1994)が現状ベストだが、高価なうえ、現在では入手が困難である。これもインドネシアでライセンス出版されている。中・上級者は⑥Kamus Besar Bahasa Indonesia (5th edn, Badan Pengembangan dan Pembinaan Bahasa, Kementerian Pendidikan dan Kebudayaan Republik Indonesia, 2016)を参照されたい。
これはオンライン版(http://kbbi.kemdikbud.go.id/)が活用できる。

(インドネシア語)
 

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