HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報599号(2018年4月 2日)

教養学部報

第599号 外部公開

<施設・組織紹介>初年次活動センターを活用しよう

佐藤守俊

http://shonenji.c.u-tokyo.ac.jp/

アドミニストレーション棟の隣にあるガラス張りの平屋の建物をご存知ですか。初年次活動センターと名付けられたこの施設は、誰でも自由に利用できますので、お気軽にお越しください。入口が狭いので、入りにくい印象があるかもしれませんが、気にせずお入りください。室内は約三〇名が入る開放的な空間で、可動式のテーブルやホワイトボード、プロジェクターなどのプレゼン用機器、無線LANに加えて、ミニキッチンや電子レンジも利用できるのが特徴です。

初年次活動センターでは、様々なイベントが開催されています。また、上級生のピア・アドバイザーにいろいろなことを相談できます。さらに、自習や勉強会、お昼ご飯、クラスの会合、学生企画のイベントなどで利用することもできます。
初年次活動センターの人気のイベントは「教授としゃべランチ」です。東京大学の教員と一緒に昼食をとりながら、いろいろな話ができます。先生方がなぜ大学の教員になろうと思ったのか、どんな学生生活を送ってきたのか、ふだん何を考えているのか、どんな研究をしているのかなど、授業では聞けないような話を直接聞けるとても良い機会です。「教授としゃべランチ」は月に一、二回ほど開催されています。日程は正門前などにポスターを掲示して案内しますので、ぜひ参加してみてください。

また昼休みにほぼ毎日行われる「外国語でしゃべランチ」もとても人気があります。曜日に応じて英語、中国語、フランス語、ドイツ語、韓国朝鮮語を話しながらランチを楽しみましょう。片言の外国語でも構いません。習った言葉はすぐに使ってみるのが上達の早道です。授業とは違って、外国語でくだけた話ができる良い機会です。留学生と日本人学生との交流の場でもあります。

四月には、新入生を対象として「駒場初心者よろず相談」が開催されますので、ぜひ参加してください。また、初年次活動センターには後期課程の学生(三・四年生)や大学院生がピア・アドバイザーとして常駐しています。イベントが開催されていない時間でも、お昼ご飯や休憩のために気軽に立ち寄って、ピア・アドバイザーに、履修科目や進路に関すること、学生生活に関することなど、何でも相談できます。気さくな先輩方が親切に答えてくれるでしょう。先輩方の体験談を聞けますし、必要な情報をどうしたら入手できるのか等について、アドバイスをもらえるかもしれません。

初年次活動センターを借り切って、学生による自主的な活動に利用することもできます。昨年度は、クラスの仲間で集まって、経済や数学の自主勉強会が開催されました。図書館だと声を出せませんし、食堂だと周りが気になりますが、初年次活動センターは仲間同士で教え合うにはとても良い環境です。ホワイトボードやプロジェクターも使えます。

初年次活動センターは、課外活動にも対応できるように設計されています。室内にミニキッチンがあることも特徴で、料理を組み込んだイベントなど、他の施設では難しいアットホームなイベントも可能です。昨年度は「流しそうめん交流会」という、留学生と共に日本の文化を体験できるイベントが行われました。今年度も、様々な学生が交流できるイベントが計画されています。
なお、貸切予約を希望する場合には、初年次活動センターのウェブサイトで空き状況を確認の上、利用予定日の一週間前までに、学生支援課(アドミニストレーション棟一階八番窓口)までお問い合わせください。

初年次活動センターは、主に前期課程の学生(一・二年生)の勉学やキャンパスライフを支援する場として二〇〇八年一〇月に開所しました。以来、さまざまなイベントの場としても利用されています。新しい環境に早く慣れ、大学生活をより豊かにするために、センターを上手に活用してください。

(平成二十九年度学部長補佐/広域システム科学/化学)

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