HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報599号(2018年4月 2日)

教養学部報

第599号 外部公開

辞典案内 2018 ポーランド語

西中村浩

①現在のところ初級者にも推薦できる唯一のポーランド語の辞典は「白水社ポーランド語辞典」(木村彰一他編、白水社、1981年初版、802ページ、6300円+税)である。収録語数は約2万2千で、用例も少ない小辞典だが、語形変化に関する記載があり、また巻末に簡単な日ポ語彙集もあるので、会話や作文にも使える。

②本格的にやりたい人に勧めたいのはOxford-PWN Polish-English Dictionary(J. Linde-Usiekniewiecz編、Oxford UP、2002年初版、Amazonで購入する場合、同じ編者のEnglish-Polish Dictionaryとセットで約1万数千円)である。語数はポ英、英ポともに約5万で用例も充実している。もっと小さくて安価なポ英辞典もあるが、たいていは用例や語形変化の記載がなく、むしろ備忘用であり、初級者には使えないので注意。

③対訳ではないポーランド語辞典では、4巻本のUniwersalny słownik je¸ęzyka polskiego(PWN, Warszawa、初版2004年、収録語彙数約10万)がある。

(言語情報科学/ロシア語)

※辞書の価格について、特に注意書きのないものは税抜きとなります。
 

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