教養学科・超域文化科学分科
比較文学比較芸術コース
本コースの何よりの特徴は、文学と芸術の双方、そしてその基盤にある文化研究にじっくりと取り組める環境が揃っている、という点である。
私たちの考える「比較」とは、文化の越境とジャンルの越境(時にはその両方の越境)を指していると考えると分かりやすいだろう。
具体的には複数の文学・芸術間の影響受容関係の分析、影響関係のない類似文化現象の比較検討、複数文化の交流・交渉・葛藤などに関する歴史的考察、「異文化」理解の倫理の構築——などを挙げることができる。
そしてその基盤には、文学であれ芸術であれ、対象となる「作品」への、どちらかというと実証的、歴史的な接近と分析を何よりも大事にする伝統がある。
文学と美術、文学と音楽など、ジャンル間の垣根を低くし、複数の文学・芸術に触れる機会を提供するのも、本コースの特徴と言えるだろう。主な研究領域としては、近代以降の文学、美術(絵画・写真等)、音楽、映画などが開かれており、サブカルチャーの研究も含まれる。
また本コースでは何よりも、学生一人一人の興味を深く掘り下げ、的確に広げて、卒業論文制作へとつなげていく過程と、きめ細やかな指導を重視している。
<問い合わせ先> 比較文学比較文化研究室 TEL:03-5454-6390 Email:hikaku@fusehime.c.u-tokyo.ac.jp |
【コース】
| 文化人類学 | 表象文化論 | 比較文学比較芸術 | 現代思想 | 学際日本文化論 |
| 学際言語科学 | 言語態・テクスト文化論 |