本文
|
「フクシマ後の世界 (Le monde après Fukushima)」 77分 - 2012
監督 渡辺謙一
制作 カミプロダクション、アルテ・フランス
配給 アルテ・ディストリビューション
放送 2013年3月
制作者による紹介:東日本大震災そしてフクシマに、私は見た。20世紀のエネルギー革命のシンボルと経済成長の源が崩壊するのを。フクシマは自然災害と人間の営みによる環境破壊を体現し、文明の様々な問題を映し出す。 このドキュメントは破局の観念を、原子力文明を、人間と国家の責任を問い直し、被災者の証言、政治学者、哲学者や作家の言葉を一幅の絵巻のように間断なく描く。「フクシマ後の世界」とは、文明の危機を前にした私たちの "自覚のプロセス" でもある。
本映画の制作者、渡辺謙一監督にも本学においでいただき、説明をいただきながら上映会を行います。渡辺監督はフランス在住で、多くのドキュメンタリー映画を手掛けておられます。「外国から見るとフクシマ問題はどう捉えられているのか」といったテーマで映画鑑賞をしながら皆で議論する予定です。
なお、本年8月後半にブルターニュの小さな島、グロワ島で開催されていた国際ドキュメント映像祭で、同映画「Le monde après Fukushima」が入賞しました。
http://www.filminsulaire.com/2012/
また「Le Monde après Fukushima」が独仏で放送になった翌日、Ulrich Beck教授から渡辺監督宛に下記のようなメッセージが届いております。
++++++++++++++++++++++++++++++++
Le 06/03/13 11:02, Ulrich Beck a écrit :
Dear Christine and Kenichi Watanabe,
Congratulations! "Le Monde après Fukushima" is a great, a moving, in parts shocking documentary of the inhuman conditions after Fukushima. I admire your Japanese art. At least the composition of the film reminded me on a calm, highly sensible and sharp Japanese painting - very concrete and substantial in the human narratives, pictures and music. My comment and voice wasn't necessary, without me it would have been the same great movie. But I am very proud to be part of the piece. Thank you!
Ulrich Beck
|