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最終更新日:2024.03.26

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トピックス 2015.11.12

世界初 「脳科学的」第二言語習得の共同研究を留学・語学 教育事業のEFと開始

東京大学 大学院総合文化研究科と留学・語学教育事業を展開する世界最大級の私立教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファースト(本社:スイス、以下 EF)は、第二言語の習得や第二言語の使用に関係する脳メカニズムを特定するために、共同研究を開始致します。

私たちの脳は言語をどのように処理するのでしょうか。また、第一言語と比べると、第二言語を使うとき脳はどのように働いているのでしょう。さらに、海外で言語を学ぶことと、国内で言語を学ぶことでは脳の活動にどのような違いがあるのでしょうか。そうした疑問を明らかにするため、東京大学 大学院総合研究科 相関基礎科学系 酒井 邦嘉(さかい ・くによし)教授は、EFと世界初の共同研究を開始致します。本研究は、言語学習者の間で見られるような海外での経験(言語理解や言語表出)が脳に与える影響を調査することを目的として、共同で研究を進めて参ります。

EFの教育部門 常務取締役EF 研究チーム責任者である、クリストファー・マコーミックは、次のように述べています。「今やグローバル社会に参加するためには、母国語以外の言語習得が必要不可欠です。すべての人にとって教育をより良くするために、第二言語習得についての理解を深め、科学の進歩のために研究を進めていきます。今回、東京大学の酒井邦嘉 教授と共同研究に取り組めることを大変光栄に思います。」

今後は、まず初めに、MRI(核磁気共鳴画像法)の技術を用いて、第二言語の理解ならびに習得中の脳の構造と機能について研究を行う予定です。EFを通じて国内外で語学学習に取り組む前後で学生たちの脳構造を比較し、第二言語を使用している間の脳機能を調べることで、経験の役割を調査できると考えています。

また、今回の研究について、総合文化研究科 教授 酒井邦嘉は次のように述べています。「言語とは生物学的に脳を通じて自然と生み出される、人間だけの能力の一つです。私たちは、生涯にわたる言語や芸術の習得・経験の基盤となる脳のメカニズムを探求しています。今回、このような研究をEFと共に進められることを大変嬉しく思います。」

 

EF-logo.jpgイー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社について

1965年に、Education First『教育を第一に』をモットーにスウェーデンで設立した、イー・エフ・エデュケーション・ファーストは、世界最大級の私 立教育機関です。現在、世界53ヵ国以上の国々に500を超える事業拠点及び直営語学学校を擁する同社は、言語教育、留学、オンライン英語学習、ビジネススクールなど、多数の教育プログラムをグローバルに展開しています。また、2016年リオデジャネイロ・オリンピックおよびパラリンピックの公式語学サプライヤーに認定されています。

イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社はイー・エフ・エデュケーション・ファーストの日本法人として1973年に設立されました。

【EF公式サイト】http://www.efjapan.co.jp

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