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最終更新日:2016.12.07

新任教員紹介

橋本 摂子(ハシモト セツコ)

所属 専攻国際社会科学専攻
学科教養学科
部会社会思想史
職名 准教授
発令年月日 2017年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
東京工業大学大学院・社会理工学研究科博士課程中退
■学位
2007年3月 Ph.D
■前任職
福島大学行政政策学類 准教授

 

担当科目 ■前期課程
社会Ⅰ
■後期課程
社会学研究
■大学院
相関社会科学演習Ⅰ,公共政策論実験実習Ⅲ

 

研究活動 ■研究分野
社会学
■研究業績
  1. 橋本摂子,2014,「不正を理解すること──原発事故と『復興』をめぐる一考察」『現代社会学理論研究』8号,14-25頁.
  2. Hashimoto, Setsuko, 2013, “Fukushima Nuclear Accident and Its Aftermath: A survey of Futaba District,” 『理論と方法』vol.28, No.2: 223-245.
  3. 橋本摂子,2009,「未婚者層における結婚意識の変動と社会階層的要因:パネル・ロジットモデルによるアスピレーション分析」(東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト・ディスカッションペーパーシリーズ No.29)
  4. 橋本摂子,2009,「アーレント政治論における公/私-境界の生成:言説領域のオートポイエーシスをめぐって」『社会学評論』60巻1号,141−57頁.
  5. 橋本摂子,2008,「性別役割意識の揺らぎをたどる(1)―結婚アスピレーションから見た行動規範と現状追認の距離―」(東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト・ディスカッションペーパーシリーズ No.16)
  6. 橋本摂子,2006,「第4章 空白の正義――他者をめぐる政治と倫理の不/可能性について」佐藤俊樹・友枝敏雄(編)『社会学のアクチュアリティ5 言説分析の可能性』東信堂,123-44頁.
  7. 橋本摂子,2006,「公共性とコミュニケーション──アーレントとハバーマスにおける言論の政治」『年報社会学論集』19号,1−12頁.
  8. 橋本摂子,2005,「道徳認識から政治的判断へ──アーレント政治理論における『真理』をめぐって」『現代社会理論研究』15号,220−31頁.
  9. 橋本摂子,2003,「〈社会的地位〉のポリティクス──階層研究における"gender inequality"の射程」『社会学評論』54巻1号,49−63頁.

 

採用理由 橋本摂子氏の研究業績・研究領域は、大きく四つに分けられる。第一は、不平等および公共性に関する理論的研究であり、主に博士論文『公的世界とコミュニケーション──ハンナ・アーレントの政治的思考における複数性めぐって』にまとめられている。第二は、調査データを用いた社会階層と社会移動の研究、特に日本社会での男女間の不平等(gender inequality)に焦点をあてた計量研究と方法論的分析である。第三は、第一と第二をいわば組み合わせた不平等の再生産とコミュニケーションの政治性に関する社会学的考察で、2006年発表の論文「空白の正義――他者をめぐる政治と倫理の不/可能性について」がその代表例である。第四は、2011年以降、現在の勤務地の福島で取り組まれた、被災と復興に関する実証研究であり、その成果は、数理社会学会学会誌『理論と方法』掲載の"Fukushima Nuclear Accident and Its Aftermath: A survey of Futaba District"(2013年)や『現代社会学理論研究』掲載の「不正を理解すること──原発事故と『復興』をめぐる一考察」(2014年)などとして公刊されたほか、内閣府経済社会総合研究所主催のシンポジウムの研究報告などの形で、学界内外、また国内外に対して、被災地の現状と課題、その解決策を積極的に発信されておられる。教育面では、前任校の福島大学において、社会学を中心に、大変、熱心かつ親切に学生たちの指導にあたられ、その経験と実績は、本学での教育活動に十二分に活かされるものと期待される。以上のように、橋本摂子氏は研究業績においても、教育におけいても、優れた人材であり、本学の准教授にふさわしい人物であると判断される。

 

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