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最終更新日:2016.12.07

新任教員紹介

岡田 泰平(オカダ  タイヘイ)

所属 専攻地域文化研究専攻
学科教養学科
部会歴史学
職名 准教授
発令年月日 2017年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
一橋大学大学院言語社会研究科
■学位
2008年7月 博士(学術)
■前任職
静岡大学情報学部 准教授

 

担当科目 ■前期課程
歴史Ⅰ、近現代史
■後期課程
東南アジア地域文化研究、東南アジア地域演習
■大学院
アジア太平洋文化交流論

 

研究活動 ■研究分野
地域研究
■研究業績
  1. 『「恩恵の論理」と植民地-アメリカ植民地期フィリピンの教育とその遺制』法政大学出版局、2014年.
  2. 「朝鮮人BC級戦犯問題の現在」和田春樹・内海愛子編『日韓 歴史問題をどう解くか』岩波書店、223~242頁、2013年.
  3. 「植民地期タガログ語短編小説にみる教育と近代―農村・学歴・植民地都市」永野善子編『植民地近代性の国際比較:アジア・アフリカ・ラテンアメリカの歴史経験』御茶の水書房、103~130頁、2013年.
  4. 「原爆文学と複数のアジア―N.V.M. GonzalezのThe Bamboo Dancersを読む」大熊昭信・庄司宏子編『グローバル化の中のポストコロニアリズム』風間書房、269~299頁、2013年.
  5. 「「記憶の政治」研究を振りかえる : ピエール・ノラ編『記憶の場』日本語版の受容を中心に」『歴史評論』(特集 越境する戦争の記憶) 808号, 5~22頁, 2017年.
  6. 「戦時性暴力はどう裁かれたか―セブ・マクタン島コルドバの事例から―」『アジア太平洋研究』第39号, 129~147頁, 成蹊大学アジア太平洋研究センター、2015年3月.
  7. 「植民地大学について : 研究史からの試論.」『史潮』 第81号, 78~89頁, 2017年.
  8. 「スガモプリズンにおいて「植民地責任」を問うこと―米軍管理期の朝鮮人仮出所者の記録にみる意識と行動―」『季刊 戦争責任研究』第78号, 41~52頁, 日本の戦争責任資料センター、2012年.
  9. Underside of Independence Politics: Filipino Reactions to Anti-Filipino Riots in the United States”Philippine Studies: Historical and Ethnographic Viewpoints. 60(3), 307-335.Ateneo de Manila University Press, 2012年.
  10. 「フィリピン学校ストライキ論― 1930年のマニラ高校ストライキを中心に―」『東南アジア―歴史と文化―』 第40号、 27~53頁、東南アジア学会, 2011年.

 

採用理由 岡田泰平氏の専門分野は、東南アジア現代史、特に、アメリカ統治期から日本占領期のフィリピン史となります。博士論文をもとにした著書『「恩恵の論理」と植民地―アメリカ植民地期フィリピンの教育とその遺制―』は、公教育に関係したアメリカ人・フィリピンの民衆の状況を軸にこの時期のフィリピン社会を描き出したという意義を持つにとどまらず、植民地統治が「恩恵」であったという語りがどのように作られたかや、支配される側の意識のあり方について示唆を与えるものとなっています。

このほか、岡田氏は、タガログ小説をもちいたフィリピンの近代社会の分析や、第二次世界大戦下のフィリピンにおける性暴力被害の問題を扱った論文などを発表されて来ました。これらの研究はフィリピン研究としての意義のみならず、植民地支配・被支配を経験した他地域の歴史や、あるいは現在にも影響を及ぼす植民地主義の問題を考える際に、参照すべきものとなっています。

教育面では、すでに静岡大学等で、教養教育としての歴史の授業および大学院での指導を含む教育の経験を積んでこられました。面接の際には、学生に問いかけ、考えさせながら、歴史を理解させていく方法による模擬授業を行い、高く評価されました。

また、面接での受け答えから、その人物についても誠実で、真摯に物事に取り組む方であることを理解いたしました。 以上のことから、岡田泰平氏は、教育、研究、実務能力のいずれをとっても優秀で、人物についても信頼しうる、有為な人材であることを確信し、本研究科准教授として採用したものです。

 

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