新任教員紹介
井上 博之(イノウエ ヒロユキ)
所属 | 専攻地域文化研究専攻 |
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学科教養学科 | |
部会英語部会 | |
職名 | 准教授 |
発令年月日 | 2022年4月 1日 |
略歴 | ■最終学歴 アリゾナ大学大学院・英語英米文学科 |
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■学位 2017年12月 Ph.D. (English) |
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■前任職 東京大学 大学院総合文化研究科地域文化研究専攻 講師 |
担当科目 | ■前期課程 英語一列、総合科目L |
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■後期課程 特殊研究演習VIIIb、共通英語など |
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■大学院 北米・中南米地域文化演習Iなど |
研究活動 | ■研究分野 米文学、映画 |
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■研究業績
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■その他 Arizona Quarterly Essay Prize (2015) |
採用理由 | 井上博之氏は2017年にアリゾナ大学で文学のPh.D.を取得し、和洋女子大学を経て2019年に専任講師として本学に着任した。氏の専門は現代アメリカ文学と映画で、「夢と希望の地」と見なせなくなった現代の西部を舞台とする作品を緻密に精読して、明晰な分析により空間表象、時間の流れの扱い方などテクストの特色を多数摘出している。 またそれらの作品を原作とする映画を取り上げて、モチーフの様々な変奏や他の映画作品の映像表現との共鳴など、間テクスト的な関係の多様性と揺らぎを丁寧に分析している。細部への目配りと論点の幅広さを兼ね備えたこれらの研究は、井上氏の研究者としての奥深さを雄弁に物語る。 21世紀のアメリカ文学研究の展開に期待を抱かせるこうした分析を、井上氏は授業で学生と論じあう中で磨いてきた。それは本学部・研究科にふさわしい、研究と教育の融合である。そして井上氏は新型コロナウイルス感染拡大の中、学部必修科目「英語Ⅰ列」の授業オンライン化をはじめとする各種の学務にも献身的に取り組んできた。 井上氏の着任以来の活動は、本研究科教員に求められる多面的で高度な教育・研究を体現している。井上博之氏が准教授として、今後もその活躍の幅を広げることを期待したい。 |
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