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最終更新日:2016.12.07

新任教員紹介

渡邊 日日(ワタナベ ヒビ)

所属 専攻超域文化科学専攻
学科教養学科
部会ロシア語
職名 教授
発令年月日 2017年9月 1日

 

略歴 ■最終学歴
東京大学大学院・総合文化研究科
■学位
2010年3月 博士(学術)
■前任職
東京大学大学院総合文化研究科 准教授

 

担当科目 ■前期課程
ロシア語
■後期課程
■大学院

 

研究活動 ■研究分野
文化人類学
■研究業績

 

採用理由 渡邊日日氏は、2001年10月に超域文化科学専攻文化人類学コースに専任講師として着任され、2010年に准教授に昇任されました。博士号は、東京大学大学院総合文化研究科において、2010年3月に取得されています。

渡邊氏の主たる研究地域はロシア、特にシベリア地域であり、その研究の原点になっているのは1990年代半ばにモンゴル系シベリア先住民であるブリヤート人のもとで行われた民族誌的フィールドワークです。この研究が焦点を当てたのは、ソヴィエト社会主義崩壊による大変動の真っただ中で新自由主義的再編を経験していったブリヤート人の状況であり、その研究成果は700頁以上の大著『社会の探究としての民族誌』(2010)にまとめられています。これは、「準拠」と「探究」という独自の概念を導入して激動の中のブリヤート人の生を見事に把握した著作であり、旧社会主義諸国の人類学的研究として、著しく重要な意義をもつ仕事です。

渡邊氏はこうしたシベリア民族学上の研究と平行し、文化人類学の理論史の研究やロシア社会学の勃興に関する学術誌的研究にも取り組み、専門的な論文を精力的に上梓してこられました。現在の中心的な研究テーマの一つは、19世紀シベリアの代表的な社会思想である「シベリア地方主義」の系譜を、ロシア民族学の発達と相関させながら追う、いわば歴史人類学と思想史との結合を求めるものです。

前期課程ではロシア語部会に所属してロシア語関連の授業を担当され、TLP(トライリンガル・プログラム)の運用でも活躍されています。後期課程および大学院の文化人類学コースでは、中軸的教員として、文化人類学を専攻する学部および大学院の学生の教育に精力的に従事して来られました。大学院の研究指導においても、その親身かつ対話的な姿勢のもとで、すでに多くの次世代の研究者が育ってきております。

以上のように、渡邊氏は卓越した研究業績を有し、また教育においても大きな実績をあげて来られました。疑いなく、本学の教授にふさわしい方であると判断されます。  

 

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