新任教員紹介
大石 和欣(オオイシ カズヨシ)
所属 | 専攻言語情報科学専攻 |
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学科教養学科 | |
部会英語 | |
職名 | 教授 |
発令年月日 | 2017年10月 1日 |
略歴 | ■最終学歴 オックスフォード大学大学院英文科 |
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■学位 2002年8月 D.Phil |
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■前任職 東京大学総合文化研究科 准教授 |
担当科目 | ■前期課程 教養英語、英語中級など |
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■後期課程 専門英語、テクスト文化論基礎など |
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■大学院 言語態基礎論、言語態分析演習など |
研究活動 | ■研究分野 文学(英文学) |
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■研究業績
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■学内での活動 学部報委員、広報委員、入試委員、国際人材養成プログラム委員長、英語部会主任補佐、リーディング大学院委員など |
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■その他 福原賞(2012) |
採用理由 | 大石氏の主な研究は、イギリス・ロマン主義の文学テクストが包摂している言語が、変容する社会と思想と密接な結びつきを持ちながら、揺れ動き、構築、再構築、脱構築を繰り返していく過程を浮かび上がらせるものです。とりわけチャリティやフィランソロピーという政治や宗教道徳と絡み合った概念と言語、およびそれに対する対抗言語が、いかにロマン主義文学の核の一つであるかを、詩人・思想家サミュエル・テイラー・コウルリッジを中心として示すことで、これまでのイギリス・ロマン主義についての解釈に一石を投じ、その新たな側面を照射してきています。また、それと並行して、そうした多声的な言語を抱えたテクストが、近代日本において受容された過程についても、歴史的・思想史的な文脈から解明する研究を行うことで、ロマン主義の新たな多面性を浮かび上がらせています。そうした研究成果は、論文や学会発表を通して精力的に公開されて、国内外で評価されてきました。教育面では、前期課程、後期課程、大学院において関連する授業を担当し、学生からも信頼を得ています。行政面でも、さまざまな重責を誠実にになってきました。以上のように、大石氏は研究業績においても、教育、行政においても非常に優れており、本学の教授にふさわしい人物であると判断されます。 |
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