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最終更新日:2016.12.07

新任教員紹介

遠藤 智子(エンドウ トモコ)

所属 専攻言語情報科学専攻
学科教養学科
部会英語
職名 准教授
発令年月日 2019年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院・アジア言語文化学科
■学位
2010年6月 Ph.D
■前任職
成蹊大学国際教育センター 専任講師

 

担当科目 ■前期課程
英語,総合科目Lなど
■後期課程
基礎言語科学,言語理論など
■大学院
言語科学基礎論,言語科学基礎理論演習など

 

研究活動 ■研究分野
言語学(意味論,語用論,談話分析)
■研究業績
  1. Endo, Tomoko. 2018年刊行予定. "Embodying stance: wo juede ‘I think’ and gaze." In Li, Xiaoting and Tsuyoshi Ono (eds.), Multimodality in Mandarin conversation. Berlin: Mouton de Gruyter.
  2. Endo, Tomoko. 2018. "The Japanese change-of-state tokens a and aa in responsive units." Journal of Pragmatics 123: 151-166.
  3. Endo, Tomoko & Daisuke Yokomori. 2018年刊行予定. “Interactional functions of verbalizing troubles: Self-addressed questions in Japanese conversation.” Proceedings of 25th Japanese/Korean Linguistics. Stanford: CSLI Publications.
  4. Endo, Tomoko, Anna Vatanen & Daisuke Yokomori. 2018刊行予定. “Agreeing in overlap: A comparison of response practices and resources for projection in Finnish, Japanese and Mandarin talk-in-interaction.” 『社会言語科学』「人・文化・社会を理解することばの対照研究」特集号.
  5. 遠藤智子・横森大輔・林誠. 2017. 「確認要求に用いられる感動詞的用法の「なに」:認識的スタンス標識の相互行為上の働き」. 『社会言語科学』20巻1号pp.110-114.
  6. 遠藤智子. 2017. 「会話における認識的スタンス」. 鈴木亮子・秦かおり・横森大輔編『話しことばへのアプローチ:創発的・学際的談話研究への新たなる挑戦』東京:ひつじ書房. pp.142-144.
  7. Takada, Akira & Tomoko Endo. 2015. “Object transfer in request-accept sequence in Japanese caregiver-child interactions.” Journal of Pragmatics 82: 52-66.
  8. Shimotani, Maki & Tomoko Endo. 2014. “Sequential patterns of storytelling using omotte in Japanese conversation.” Journal of Japanese Linguistics 30: 33-53.
  9. Endo, Tomoko. 2013. “Epistemic stance in Mandarin conversation: The positions and functions of wo juede “I think”.” In Pan, Yuling and Daniel Kádár (eds.), Chinese Discourse and Interaction: Theory and Practice”. London: Equinox. pp.12-34.
  10. 遠藤智子. 2013. 「談話と文法」. 劉笑明・劉驫 編『言語学:理論と応用』天津:南開大学出版社. pp.399-422.

 

採用理由

遠藤氏が専門とする相互行為言語学は,人と人がやりとりする中で言語の構造が生まれ変わっていく,その変わり方の中にこそ言語の普遍的な特徴があると考えるもので,人間言語の本質・起源・固有性を究明する上で欠かせない分野であり,現有専攻メンバーの専門にないユニークさを持つ.


言語研究に会話分析を取り入れることで言語使用の文法パターンを研究する中で,遠藤氏は特に会話の参加者が発するスタンス表明,すなわち,話題や話し相手に対して何らかの態度を示す際の言語的・非言語的行動に注目し,話題に対する評価的スタンスや,発言内容に対する認識的スタンス,やりとりに対する参与的スタンスなどの種々の態度に表れる発話のタイミングや,身体の使い方,発話ターンの構築の仕方を包括的に分析している.


業績としては,学術論文30件,翻訳1件のほか,国内外の学会発表・講演は81件に上り,国際的に高く評価されている研究者であることに間違いない.また,国内外のいくつかの共同研究プロジェクトに参加,または主導しており,国際的なネットワークとリーダーシップを兼ね備えている.さらに,現在,日本英語学会および社会言語科学会で大会運営委員を務めており,学会活動にも積極的に貢献している.


英語の語学教育と研究指導の双方に関して十分な経験を有し,2017年より勤務している成蹊大学では,個々の学生に対してその自主性を重んじつつも実力に応じたきめ細かな指導をすることにおいて高い評価を得ている.英語を使用して,英語の授業や専門科目の授業を行うことも問題ない.また,2018年度より科研費研究プロジェクト『英語授業内活動における認識性交渉の会話分析とタスクデザインの提案』を研究代表者として開始しており,大学英語授業の指導経験と専門の研究内容の両方を最大限活用し,本学の英語教育にますます貢献していくと考えられる.


人柄は明るく利発で,事務処理能力にも秀でている.また,行動力とバイタリティーに溢れており,協力的で信頼できる人物であることに間違いない.


以上のように、遠藤智子氏は研究・教育・学内行政・学会活動のあらゆる面において卓越した能力を持つことは明らかで,本学の准教授にふさわしい人物であると判断される.

 

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