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最終更新日:2016.12.07

新任教員紹介

加藤 雄介(カトウ ユウスケ)

所属 専攻相関基礎科学系
学科統合自然科学科
部会物理
職名 教授
発令年月日 2017年8月16日

 

略歴 ■最終学歴
東京大学大学院・工学系研究科 超伝導工学専攻 博士課程中退
■学位
1995年7月 博士(工学) 東京大学
■前任職
東京大学総合文化研究科 准教授

 

担当科目 ■前期課程
力学、電磁気学、熱力学、振動・波動論
■後期課程
量子力学III
■大学院
物性理論、多体系の物理

 

研究活動 ■研究分野
物性物理学
■研究業績
  1. Y. Kato and C-K. Chung: "Nature of driving force on an isolated moving vortex in dirty superconductors"J. Phys. Soc. Jpn. 85 033703/1-5 (2016)
  2. R. Nakai and Y. Kato: "Particle Propagator of Spin Calogero-Sutherland Model" J. Phys. A: Math. Theor. 47 (2014) 305205(37pp)
  3. M. Kunimi and Y. Kato: "Mean-field and stability analysis of two-dimensional flowing soft-core bosons modeling a supersolid" Phys. Rev. B 86 (2012) 060510(R)
  4. Y. Kato and S. Watabe: "Dynamical Density Fluctuations of Superfluids near the Critical Velocity"Phys. Rev. Lett. 105 (2010) 035302-1-4
  5. Y. Kuramoto and Y. Kato: "Dynamics of One-dimensional Quantum Systems: Inverse-square Interaction Models" ( Cambridge University Press, 2009 Aug.,486pages)
■学内での活動
教養学部教育研究経費委員会委員長、理想の教育棟WG、学生委員、相関基礎科学系入試委員長、同予算算委員長等

 

採用理由 加藤雄介氏の専門は物性理論、量子多体系、数理物理学にわたり、量子スピン系、超伝導体、超流動・超固体、量子可積分系の研究において重要な成果をあげている。カイラルp波超伝導量子渦と呼ばれるトポロジカル超伝導体では、アンドレーエフ束縛状態は低エネルギー極限で不純物散乱を受けないという顕著な性質を見出した。また駆動電流が渦に及ぼす力として流体的マグナス力と電磁的ローレンツ力は本質的に不可分である事を示し、1960年代から続いた世界的論争に最終的な決着をつけた。超流動ボーズ系においては超固体の超流動性、流れの下での相転移、南部ゴールドストーンボゾンのポテンシャル完全透過等について重要な知見を得ている。さらに量子可積分系に関しては、内部自由度のあるカロジェロ・サザーランド模型のグリーン関数を導出し、専門書(共著)を出版するなど多くの業績をあげ、国際的に高く評価されている。教育面では前期課程においては全学ゼミナールの他、「力学」、「熱力学」、「電磁気学」、「振動・波動論」等を担当し、明解で分かりやすく工夫された講義に定評がある。後期課程統合自然学科では「量子力学III」等、大学院では「物性理論」、「多体系の物理」等、幅広い講義を担当している。大学院生の指導は懇切丁寧で、多くの学位取得者を輩出している。行政面では教養学部教育研究経費委員会委員長、理想の教育棟WG、学生委員、相関基礎科学系入試委員長、同予算算委員長、物理部会教務など重要な責務を担われてきた。以上のことより、研究、教育、大学運営の全てにおいて加藤雄介氏は広域科学専攻、相関基礎科学系の教授として適任であると判断された。

 

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