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最終更新日:2016.12.07

新任教員紹介

斎藤 晴雄(サイトウ ハルオ)

所属 専攻広域システム科学系
学科学際科学科、統合自然学科
部会教養学部附属教養教育高度化機構初年次教育部門、(兼)物理
職名 教授
発令年月日 2017年9月 1日

 

略歴 ■最終学歴
東京大学大学院・理学系研究科
■学位
博士(理学)
■前任職
東京大学総合文化研究科 准教授

 

担当科目 ■前期課程
初年次ゼミナール、力学、熱力学、電磁気学、振動と波動、基礎物理学実験
■後期課程
(学際)システム測定学、システム計測実験、情報工学実験、(統合自然)数理科学セミナー、物質科学セミナー
■大学院
自然システム論I

 

研究活動 ■研究分野
実験物理学
■研究業績
  1. First millimeter-wave spectroscopy of ground-state positronium, A. Miyazaki, T. Yamazaki, T. Suehara, T. Namba, S. Asai, T. Kobayashi, H. Saito, Y. Tatematsu, I. Ogawa, and T. Idehara, Prog. Theor. Exp. Phys., 011C01 (2015).
  2. New precision measurement of hyperfine splitting of positronium, A. Ishida, T. Namba, S. Asai, T. Kobayashi, H. Saito, M. Yoshida, K. Tanaka, and A. Yamamoto, Phys. Lett. B, vol. 734, 338-344 (2014).
  3. Time-resolved determination of ortho-positronium kinetic energy utilizing p-wave scattering during positronium-xenon collisions, K. Shibuya, Y. Kawamura, and H. Saito, Phys. Rev. A, vol. vol. 88, pp. 042517 1-5 (2013).
  4. Spin conversion and pick-off annihilation of ortho-positronium in gaseous xenon at elevated temperatures, K. Shibuya, T. Nakayama, H. Saito, and T. Hyodo, Phys. Rev. A, vol. 88, 012511 1-6 (2013).
  5. Time correlation of two gamma rays resulting from positronium annihilation, H. Saito and K. Shibuya, Phys. Rev. A, vol. 85, 042111 1-7 (2012).
  6. Direct observation of the hyperfine transition of ground-state positronium, T. Yamazaki, A. Miyazaki, T. Suehara, T. Namba, S. Asai, T. Kobayashi, H. Saito, I. Ogawa, T. Idehara, and S. Sabchevski, Phys. Rev. Lett., vol. 108, 253401 1-5 (2012).
  7. Outstanding Timing Resolution of Pure CsBr Scintillators for Coincidence Measurements of Positron Annihilation Radiation, K Shibuya, H Saito, M Koshimizu, and K Asai, Appl. Phys. Express 3 (2010) 086401.
  8. Experimental evidence for spin-orbit interactions in positronium-Xe collisions, H. Saito and T. Hyodo, Phys. Rev. Lett. 97, 253402-1-4 (2006).
  9. Direct Measurement of the Parapositronium Lifetime in α-SiO2, H. Saito and T. Hyodo, Phys. Rev. Lett. 90, 193401-1-4 (2003).
  10. A new positron lifetime spectrometer using a fast digital oscilloscope and BaF2 scintillators, H. Saito, Y. Nagashima, T. Kurihara, T. Hyodo, Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A 487, 612–617 (2002).
■学内での活動
工作委員会委員長、広域科学科(現学際科学科)学務委員長、他学内委員多数、基礎物理学実験総括責任者複数回

 

採用理由 齋藤晴雄氏は、本学理学部物理学科を卒業され、理学系研究科で博士(理学)を取得されています。

齋藤晴雄氏は、陽電子(positron)および陽電子と電子の束縛系であるポジトロニウムに関する研究を一貫して続けられており、准教授昇任後も、着実に業績を積み重ねられてきています。主な業績としては、自ら開発された新装置を利用して、従来測定困難であったポジトロニウムの運動エネルギー変化の詳細な測定に成功したこと、ガンマ線の波動関数の研究において、対消滅で生じる2本のガンマ線の量子もつれを表す波動関数の形を初めて正しく与え、時間相関の理論的極限を明らかにしたこと、さらにポジトロニウムを用いた量子電磁気学の検証において、ポジトロニウムの超微細構造分裂が量子電磁気学の理論値と不確かさの範囲で一致することを明らかにしたことが挙げられます。以上のように、陽電子科学の発展や精密測定器・手法の開発などに大きく貢献されてきました。

教育面では、前期課程教育に関しては、力学、熱力学、電磁気学、振動と波動といった基礎科目の授業を担当してこられています。さらに、基礎物理学実験を担当するとともに、新種目開発に加えて教育効果の向上のための実験授業の実施方法の設計、運営を含めた改革を主導されてきました。理系他部会と調整しながら、現在の基礎実験の礎を築いた点は高く評価できます。

また後期課程では、学際科学科、統合自然学科において実習・授業や4年生の指導、大学院においては広域システム科学系において院生の指導および授業に関わって来られています。

行政面でも、後期課程の学務委員長などの難しい職務も経験され、他工作委員長や各種学内委員会の職務をこなされています。その人柄は篤実温厚です。以上のことから、斎藤氏は、教授として適任であり、また教養教育高度化機構初年次教育部門の部門長としても適任であると判断されました。

 

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