新任教員紹介
永田 淳嗣(ナガタ ジュンジ)
所属 | 専攻広域システム科学系 |
---|---|
学科学際科学科 | |
部会人文地理学 | |
職名 | 教授 |
発令年月日 | 2018年10月18日 |
略歴 | ■最終学歴 東京大学大学院・理学系研究科 |
---|---|
■学位 1994年2月 博士(理学) |
|
■前任職 東京大学総合文化研究科 准教授 |
担当科目 | ■前期課程 社会生態学,地域生態学 |
---|---|
■後期課程 地理・空間調査設計Ⅱ,地理・空間フィールドワークⅡ,農村地域デザイン,アジアの自然と社会 |
|
■大学院 人間環境論Ⅱ,サステナビリティの戦略Ⅱ |
研究活動 | ■研究分野 人文地理学 |
---|---|
■研究業績
|
|
■学内での活動 地理・空間コース主任,AIKOM委員長 |
|
― | |
― |
採用理由 | 永田淳嗣氏の研究分野は、人文地理学の中でも、農業・農村地理学や地域研究にまたがる分野で、大きく分けて2つのテーマにまとめられる。1つ目は、沖縄の島嶼社会における農業の構造と動態に関する研究であり、亜熱帯のサンゴ島という固有の生態環境と独自の歴史的・社会的背景をもつ沖縄においては、さとうきび作を中心とした大規模機械化農業には限界があることを指摘した。2つ目は、インドネシア・マレーシアを中心とする東南アジア島嶼部における近年のパーム油産業の爆発的拡大と社会変容に関する研究であり、その成果はインドネシア社会科学院との学際的な共同研究プロジェクトなどに発展している。 教育面では、前期課程で農山漁村でのフィールドワークを取り入れた少人数授業を継続的に実施しており、後期課程では地理・空間コースの他、アジア・日本研究コースやPEAK国際環境学コースなどの授業、さらに大学院では、広域システム科学系に加え、人間の安全保障プログラムを担当してきた。 また、日本地理学会・英文機関誌の編集委員を長年務めるなど、学外での活動にも積極的に携わっている。学内では、AIKOM委員長を歴代最長となる4年間務め、さらに人間の安全保障プログラム運営委員などの活動に熱心に取り組んでいる。 以上のように、永田氏は、実績ある研究者であると共に、教育においても学内行政においも大きな貢献をなし得る人物であり,仮に公募を行ったとしても、これ以上の候補者を得ることは困難であると考えられ、本研究科教授にふさわしいと判断される。 |
---|