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最終更新日:2016.12.07

新任教員紹介

坪井 貴司(ツボイ タカシ)

所属 専攻生命環境科学系
学科統合自然科学科・統合生命科学コース
部会生物
職名 教授
発令年月日 2017年9月 1日

 

略歴 ■最終学歴
浜松医科大学大学院・医学系研究科
■学位
2001年3月 博士(医学)
■前任職
東京大学大学院総合文化研究科 准教授

 

担当科目 ■前期課程
動物科学、現代生命科学I、生命科学II、初年次ゼミナール(理科)、人間総合科学
■後期課程
細胞生物学I、統合生命科学実験II
■大学院
細胞ダイナミクス論I、生命情報学演習IV

 

研究活動 ■研究分野
生理学(分泌生理学、内分泌学、神経科学、バイオイメージング)
■研究業績
  1. Harada K, Kitaguchi T, Kamiya T, Aung KH, Nakamura K, Ohta K, Tsuboi T. Lysophosphatidylinositol-induced activation of the cation channel TRPV2 triggers glucagon-like peptide-1 secretion in enteroendocrine L cells. Journal of Biological Chemistry 292, 108
  2. Yamashita S, Tsuboi T, Ishinabe N, Kitaguchi T, Michiue T. Wide and high resolution tension measurement using FRET in embryo. Scientific Reports 6, 28535, 2016.
  3. Harada K, Kamiya T, Tsuboi T. Gliotransmitter release from astrocytes: functional, developmental and pathological implications in the brain. Frontiers in Neuroscience 9, 499, 2016.
  4. Oya M, Kitaguchi T, Harada K, Numano R, Sato T, Kojima M, Tsuboi T. Low glucose-induced ghrelin secretion is mediated by ATP-sensitive potassium channel. Journal of Endocrinology 226, 25-34, 2015.
  5. Amo R, Fredes F, Kinoshita M, Aoki R, Aizawa H, Agetsuma M, Aoki T, Shiraki T, Kakinuma H, Matsuda M, Yamazaki M, Takahoko M, Tsuboi T, Higashijima S, Miyasaki N, Kopide T, Gabuki Y, Yoshihara Y, Fukai T, Okamoto H. The habenulo-raphe serotonergic circuit
  6. Aoki T, Kinoshita M, Aoki R, Agetsuma M, Aizawa H, Yamazaki M, Takahoko M, Amo R, Arata A, Higashijima S, Tsuboi T, Okamoto H. Imaging of neural ensemble for retrieval of a learned behavioral program. Neuron 78, 881-894, 2013.
  7. Oya M, Kitaguchi T, Pais R, Reimann F, Gribble F, Tsuboi T. The G protein-coupled receptor family C group 6 subtype A (GPRC6A) receptor is involved in amino acid-induced glucagon-like peptide-1 secretion from GLUTag cells. Journal of Biological Chemistry
  8. Mori R, Ikematsu K, Kitaguchi T, Kim SE, Okamoto M, Chiba T, Miyawaki A, Shimokawa I, Tsuboi T. Release of tumor necrosis factor-a from macrophages is mediated by small GTPase Rab37. European Journal of Immunology 41, 3230-3239, 2011.
  9. Oya M, Suzuki H, Watanabe Y, Sato M, Tsuboi T. Amino acids taste receptor regulates insulin secretion in pancreatic β-cell line MIN6 cells Genes to Cells 16, 608-616, 2011.
  10. Ohata S, Aoki R, Kinoshita S, Yamaguchi M, Tsuruoka-Kinoshita S, Tanaka H, Wada H, Watabe S, Tsuboi T, Masai I, Okamoto H. Dual roles of Notch in regulation of apically restricted mitosis and apicobasal polarity of neuroepithelial cells. Neuron 69, 215-23
■学内での活動
入試教科委員会委員、全学学寮部会委員、ゲノム医科学研究機構運営委員、三鷹国際学生宿舎委員、自然科学図書室運営委員長、学生委員、院入試委員、系財務委員長、教育研究経費委員会委員、統合自然科学科財務委員、統合生命科学コース教務委員、前期課程教務委員など
■学外での活動
日本生理学会評議員、特定非営利活動法人東京血管疾患研究所理事
■その他
文部科学大臣表彰若手科学者賞(2009),日本神経科学学会学会奨励賞(2007),日本生理学会奨励賞(2007)

 

採用理由 坪井貴司氏は、これまで一貫して神経細胞や内分泌細胞からの開口分泌反応についての分子機構の研究を行ってこられました。坪井氏は、世界最高能力の対物レンズ式全反射蛍光顕微鏡の構築に成功し、開口分泌反応を光学顕微鏡下でリアルタイムに可視化解析する手法を確立しました。そして、この手法を用いてインスリンの新しい部分的分泌現象を発見しました。これら一連の業績に対して文部科学大臣表彰若手科学者賞、日本生理学会奨励賞、日本神経科学会奨励賞受賞を受賞するなど、国内外で高く評価されています。最近では、細胞内cGMP動態の測定を可能にする世界最高感度を持つ蛍光プローブの開発に成功しています。また、小腸内分泌細胞が食事中のアミノ酸を感受し、消化管ホルモンを分泌することで食欲を抑制するという新たな食欲調節機構を発見しています。このように、坪井氏は、基礎生命科学と臨床医学の架け橋となる研究を行う優れた人材であります。

教育面では、前期課程の「現代生命科学I」、「初年次ゼミナール(理科)」、「生命科学II」、「動物科学」、「人間総合科学」を担当してこられ、そのユーモアに満ち溢れた講義は学生を魅了し、受講学生数が多いだけでなく、学生にも高い評価を得ています。後期課程においては、専門とする開口分泌を講ずるだけでなく、細胞生物学、分子・細胞生理学などの分野の内容についても扱うなど幅広い教育活動を行っています。さらに、大学院生指導においても、指導学生が日本生理学会や日本分子生物学会の学会賞を受賞するなど、その丁寧かつ熱心な指導には定評があります。

行政面では、入試教科委員会委員、全学学寮部会委員、ゲノム医科学研究機構運営委員、三鷹国際学生宿舎委員、自然科学図書室運営委員長、院入試委員などを務め、2016年からは、前期課程教務委員を務めており、各種問題に対して適切に対応されてきています。

以上のように、坪井貴司氏は、研究業績においても、教育においても、坪井氏以上最適な人物はおらず、広域科学専攻・生命環境科学系の教授にふさわしい人物であると判断できます。

 

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