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最終更新日:2016.12.07

新任教員紹介

佐々木 一茂(ササキ カズシゲ)

所属 専攻広域科学専攻、生命環境科学系
学科統合自然科学科
部会スポーツ・身体運動部会
職名 准教授
発令年月日 2019年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
東京大学大学院・総合文化研究科
■学位
2007年3月 博士(学術)
■前任職
日本女子大学家政学部 准教授

 

担当科目 ■前期課程
身体運動・健康科学実習、基礎生命科学実験
■後期課程
身体トレーニング論
■大学院
行動適応論、認知行動科学演習

 

研究活動 ■研究分野
運動生理学、筋生理学
■研究業績
  1. Sasaki K, Ishii N. Shortening velocity of human triceps surae muscle measured with the slack test in vivo. J. Physiol. 567 (Pt 3): 1047-1056, 2005.
  2. Madarame H, Sasaki K, Ishii N. Endocrine responses to upper- and lower-limb resistance exercises with blood flow restriction. Acta Physiol. Hung. 97(2): 192-200, 2010.
  3. Ohmori H, Kume T, Sasaki K, Ohyama KB, Takahashi H, Kubota T. Low-frequency isometric training, 1-day of training every 2 weeks, increases muscle strength in untrained subjects. Adv. Exerc. Sports Physiol. 16(1): 1-5, 2010.
  4. Sasaki K, Ishii N. Unloaded shortening velocity of voluntarily and electrically activated human dorsiflexor muscles in vivo. PLoS One 5(9): e13043, 2010.
  5. Sasaki K, Sasaki T, Ishii N. Acceleration and force reveal different mechanisms of electromechanical delay. Med. Sci. Sports Exerc. 43(7): 1200-1206, 2011.
  6. Sasaki K, Tomioka Y, Ishii N. Activation of fast-twitch fibers assessed with twitch potentiation. Muscle Nerve 46(2): 218-227, 2012. 

  7. Makanae Y, Kawada S, Sasaki K, Nakazato K, Ishii N. Vitamin C administration attenuates overload-induced skeletal muscle hypertrophy in rats. Acta Physiol. 208(1): 57-65, 2013.
  8. Sasaki K, Toyama S, Ishii N. Length-force characteristics of in vivo human muscle reflected by supersonic shear imaging. J Appl Physiol. 117(2): 153-162, 2014.
  9. Sugahara I, Doi M, Nakayama R, Sasaki K. Acute effect of wearing compression stockings on lower leg swelling and muscle stiffness in healthy young women. Clin. Physiol. Funct. Imaging (in press, doi: 10.1111/cpf.12527).
  10. OchiE,MaruoM,TsuchiyaY,IshiiN,MiuraK,SasakiK.Highertrainingfrequencyisimportantfor gaining muscular strength under volume-matched training. Front. Physiol. 9:744, 2018.

 

採用理由

佐々木一茂氏は筋生理学及び運動生理学を専門分野とし、さまざまな新しい技術を用いてヒト骨格筋の収縮特性や筋運動の調節機構を解明してきた。例えば、「in vivo スラックテスト法」という独自の手法を開発し、筋線維が収縮するときの最大短縮速度をヒト生体内で測定することを可能とした。この手法を応用し、筋収縮の速度の視点から、生体内での筋収縮における筋線維の動員順序(収縮速度の遅い筋線維から優先的に動員されること)を世界で初めて明らかにした。最近では、「超音波剪断波エラストグラフィー」という新技術を用いて筋の硬さ(スティフネス)を定量化・可視化する研究を展開し、筋の収縮力と長軸方向の収縮時スティフネスが一次比例すること、随意的な筋運動において筋の深い部分から表層部に向かって筋活動が広がっていくことなどを見出した。このように、独創的な手法を用いてヒトの筋活動のメカニズムを調べるという分野では世界をリードする研究者の一人といえる。今後はスポーツ動作の改善、健康づくりと筋トレーニングなど、実社会への応用を視野に入れたテーマにおいても独自性の高い研究を展開してくれるものと期待する。


教育面においては、本研究科の助教、日本女子大学准教授を歴任し、十分な教育キャリアを有する。特に本研究科助教在任時は、学部前期課程の実技授業において力を発揮したばかりでなく、基礎生命科学実験における実験装置の改良や、新しいデータ処理システムの構築などに尽力した。このように教育面にも、候補者のチャレンジングな姿勢が反映されていると考えられる。以上のように、研究および教育の両面において本学の准教授にふさわしい人物であると判断される。

 

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