教養学部報バックナンバー 1972.4~1973.2〈186~194〉

●186号――1972.4.28 (昭和47年)
●187号――1972.5.22
●188号――1972.6.19
●189号――1972.7.10
●190号――1972.9.16
●191号――1972.11.17
●192号――1972.12.18
●193号――1973.1.23 (昭和48年)
●194号――1973.2.19


●186号――1972.4.28(昭和47年)

新 入学生諸君へ――世界の中の日本――国際的な視野を
加藤一郎(総長)
 加藤総長の紹介
新 入学生諸君へ――新しい出発の自覚を 高木佐知夫(学部長)
 高木学部長の紹介
図書館主催 レコード・コンサート
 4/22  東洋音楽(日本を中心に)――岸辺教授
 5/20  中世、ルネッサンス音楽――吉島茂講師/杉山好助教授
 6/17  バロック音楽――西川勝助教授
 7/8   バッハ前後の音楽――杉山好助教授
 9/9   印象主義音楽――荒木昭太郎教授
 10/28 古典派音楽――富永明夫助教授
 11/18 前期ロマン派――高辻知義助教授
 12/16 後期ロマン派音楽――内垣啓一教授
 1/20  現代音楽――渡邊健助教授
 2/3   日本音楽――小山弘志教授
私の入学した一か月――二十年前の「一般」学生
 写真:101号館前
笹山晴生(歴史学)
入学当時を思い出して
加古 孝(数学)
学部長室より
 新五号館完成/今年度の基幹整備工事、トレーニング体育館北側の入水槽とポンプ室、
 第六本館前銀杏並木から野球門へ第三本館西側までの間に共同溝、給排水工事、
 電気工事、通信管路の敷設工事/構内への自動車乗入れ規則/学部長室場所とメンバー
新入生当時を振り返って
古賀洋介(化学)
思い出すままに
山根昭夫(仏語)
教養学部の運営組織について 教養学部の教官 組織および各種委員会(五科・各種委員会)/
 事務部の紹介(総務課・教務課・学生課・図書館)/機構
駒 場の歴史〈2〉 日本の生物学と駒場
 外山亀太郎のカイコの遺伝研究
 池野成一郎のソテツ精子の発見と植物遺伝の研究
 鈴木梅太郎のオリザニンの発見
 ゴルトシュミットの性決定機構の研究
 石川千代松と遺伝進化学
 藪田貞治郎のジベレリン発見
 雨宮育作のカキの雌雄性の研究
 野口弥吉の植物倍数体の研究
   写真:(左)農芸化学教室 1924年ごろの農学部 (右)農学教室




山川振作(生物学)
け るん  計算機の効罪
杉本大一郎(宇宙地球科学)
私の履歴書
吉田禎吾(文化人類学)

●〈辞典案内〉――1972.4.28

英 語
 長井善見
フランス語
 井村順一
ドイツ語
 山本 明
ロシア語
 佐藤純一
スペイン語
 原 誠
ポルトガル語
 池上岑夫
イタリア語
 平川祐弘
中国語
 伊藤敬一
古典語(ギリシア語・ラテン 語)  荒井 献
国語辞典
 篠原昭二
漢和辞典
 丸山松幸
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●187号――1972.5.22――6面

メキシコとの文化交流
 ガレオン船の日本人たち/近年の日本とメキシコ
 写真:昨年10月メキシコ市で留学生諸君と

増田昭三(英語)
 増田昭三教授が、メキシコ合衆国政府からア ギラ・アステカ勲章の叙勲を受けられた(編集部)
日本の祭り
 神社を拠点とする祭り/季節祭としての祭り/「通過儀礼」の
 祭り/混乱する今日の祭り

佐藤俊夫(哲学)
美術博物館のおしらせ 移転終了六月一日から 開館
 展示「レオナルド・ダ・ヴィンチの素描および手稿(複製)」
 5/27 「イタリヤの美術および観光映画の会」
 6/13 「わが国におけるレオナルド研究草創の頃の思い出」
 6月下旬「ルネッサンス音楽の演奏会」チェンバロ
――五月のガイド――
  音楽会
岸辺成雄(歴史学)
  音楽会
荒木昭太郎(仏語)
  美術展・画廊
由良君美(英語)
  演劇
小宮曠三(独語)
  能・狂言・歌舞伎・文楽
小山弘志(国文学)
  国立国会図書館
菊地昌典(国際関係論)
け るん  平均寿命の増大と老人問題 松島静雄(社会学)
ス ケッチ帖より 深川の倉庫
久保彰治
私の履歴書
坂口ふみ(独語)
紀要紹介
 ・外国語科研究紀要 第19巻 第2号
 ・外国語科研究紀要 第19巻 第3号(フランス)
 ・社会科学紀要    1970・1971
 ・外国語科研究紀要 第19巻 第1号(ドイツ)
 ・人文科学科紀要   第54号
 ・教養学科紀要    第4号
美術博物館のコーディチェ・アトランティコ
横山 正(図学)
私の履歴書
森安達也(露語)
全学一般教育ゼミナール・綜合コースについて
関楠生(カリキュラム委員長)
縦割りを越えるもの――文科系綜合コース 平川祐弘(仏語)
多彩で特色あるコース――理科系綜合コース 小出昭一郎(物理学)
作句演習―― 一般教育ゼミナール
 なさけを知る人になれる/童心をいつまでも/見つめる習慣が
 身につく/心身共にスマートになる/花鳥草木のなまえが自然
 に覚えられて人生が愉しくなる

小佐田哲男(図学)
教養学部教官専攻分野一覧 (カリキュラム委員会:発議/第五委員会:協力)
 人文科学科〈哲学/心理学/教育学/歴史学/人文地理学/人類学/国文学・漢文学〉/
 外国語学科〈英語/独語/仏語/中国語/露語/古典語〉/
 社会科学科〈法学/政治学/経済学/統計学/社会学/社会思想史/国際関係論〉/
 自然科学科〈数学/物理学/化学/宇宙地球科学/生物学/図学/科学史・科学哲学〉/
 体育学科〈体育〉

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●188号――1972.6.19――8面

学部紹介      (前書き:編集部)
法学部――大局観と判断力を
 法学部の性格/法学部の学習/法学部の教育/法学部の類制度/就職について/
 類別必修科目一覧
医学部――生命探求と治療・福祉を目標に
 基礎医学/臨床医学/社会医学・保健学/卒業後の進路
工学部――人間生活を豊かにするための学問
 ものを作る科学/学科のそれぞれ(土木工学/建築学/衛生工学/都市計画/機械工学/
 精密機械工学/船舶工学/航空学/電気・電子工学/応用物理学/原子力工学/
 資源開発工学/金属材料製造/金属材料物性/工化・合成/反応化学/化学工学)
文学部――ロゴスへの愛
 第一類/第二類/第三類/第四類/
 ”文学”の精神とは/”講義”の意義/静かに迫るものの追求
理学部――自然科学の研究を志すひとびとに
 自然への素直な問いかけ/基礎的な知識の体得/現在の学科と教室/
 開拓的、創造的な研究者
農学部――農業水産業の先駆けとして
 農業生物学科/農芸化学科/林学科/水産学科/農業工学科/畜産獣医学科/林産学科
経済学部――経済社会の科学的分析
 はしがき/学科目について(基本科目・自由科目)/演習について/
 論文制度その他について/基礎の体得を目標
薬学部――物質の側から疾病の治療・健康の維持を目ざして
 薬学の分野の進展/薬学科と製薬化学科/注意力・観察力の訓練
教育学部――人間愛に基づく人間の意図的形成
 教育学部の課題/学科とコース(教育学科・教育心理学科・学校教育学科・教育行政学科・
 社会教育を主とするコース・体育学健康教育学科)/卒業後の進路
基礎科学科――”応用”を意識しての基礎の学習
 境界領域の開拓/二つのコース(第一コース・第二コース)/研究対象の中心/進路の多様性
教養学科――高い理想で低姿勢
 広い視野/分科と履修法/学問の総合を/多彩な方向/前進の基盤には
新聞研究所――新聞研究所の研究生制度について
 新聞研究所とは/研究生制度/研究生になるには/おもな講義
学部長室より  交通事故/盗難
絵 と文〉 ユーコンの山
中村純二(物理学)
書 評〉神品芳夫著 『リルケ研究』
杉浦 博(独語)
中央アンデスの文明――古代アメリカ文化展によせて
 中央アンデス古代文明の研究/フーリオ・C・テーヨの研究/
 1930年代の研究/東大アンデス調査団の成果

寺田和夫(人類学)
け るん  民主主義と銃器
新川健三郎(歴史学)
私の履歴書
保苅瑞穂(仏語)
進学振分け制度について
 まえがき/現行進学制度の基本的考え方/学科等の学生定員に
 ついて/学生の希望と収容数の増減/原則的問題/進学振分け
 の手続き/進学振分け制度の改善

小野 周(第二委員長)

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●189号――1972.7.10

アジア理解、アジア研究のために
 教養学部の授業から/二点をおさえること/アジア研究の出発点
上原淳道(歴史学)
書 評〉マグダ・レヴェツ・アレクサンダー著 『塔の思想』
    図版:シエナの家門塔
    写真:ボッロミーニ設計のサン・ティヴォー礼拝堂

横山 正(図学)
――翻訳について――
 翻訳の言語学的一考察
  翻訳における一対一の対応/統語・文体・音韻における一対一/
  多対多の対応での大きな障害と課題

寺沢芳雄(英語)
 文学作品の翻訳
  文学言語の働き/名訳の条件とは/文学言語の追求
福井芳男(仏語)
 中文日訳の宿命的な問題点
  漢文訓読でない「紅楼夢」の訳/成功しながらも漢字に依存/
  根本的問題は今後の解明に
    図版:「紅楼夢」(程甲本) / 「林黛玉」(改〓絵「紅楼夢図詠」)

竹田 晃(漢文学)
 自然科学の翻訳
小尾信弥(宇宙地球科学)
け るん  多摩川温泉と北投石
高野穆一郎(化学)
絵 と文〉 エミリア・ガロティ
越智治雄(国文学)
絵 と文〉  菅原 浩(生物学)
トレーニングへの誘い
 世はいかに動くべきかの時代/この一年間のすばらしい成果/
 運動の仲間に加わりませんか
       写真:まず”からだ”ほぐしから(46年5月)

黒田善雄(体育学科)
私の履歴書
岸谷敞子(独語)

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●190号――1972.9.16

紀元二千年の日本
 厳しいしつけの中年ぶとりの両親/静かに衰え
 はじめる日本経済

衛藤藩吉(国際関係論)
ソビエトの三冊の本
 パステルナークの『わが妹人生――1971年
 ソルジェニーツィンの『1914年8月
 アマルリークの『気に染まぬシベリア行き

川端香男里(露語)
訃報 浅野太郎(図学・講師)
美術博物館のおしらせ 9月の展示「東洋の古 代美術」
韓国近代文学における作家と社会――李光洙の場合
 近くて遠い国/李光洙の生れた頃/日本への留学/
 韓国へ帰って/李光洙の啓蒙主義の悲劇/
 「無情の意義」/脱政治思想と変節

鄭明煥(ソウル大学)

(西義之:要約責任)
け るん  受験勉強の後遺症
水原泰介(心理学)
一般教育カリキュラムの変遷と現状
 新制大学の発足から臨時カリキュラム改定まで/
 臨時カリキュラム改定の実施/理科生の自然科学
 カリキュラム/第三学期のカリキュラムの意義/
 理科第二学期カリキュラムの「過密」問題について
 /カリキュラム改定について思うこと


磯晃二郎
(臨時カリキュラム実施委員会副委員長)
私の履歴書
広部達也(図学)
〈紹介〉 プリンストン高等研究所
 研究所の構成と教授陣/歴史部門の学者たち/
 自由の醍醐味を味わう

伊東俊太郎(科学史)

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●191号――1972.11.17

先進国の諸問題
村上泰亮(統計学)
レーブさんとパンルヴェ全集
斎藤利彌(数学)
〈ス ケッチ帖より〉 さお継ぎ
小野健一(物理学)
〈座 談会〉 司馬遼太郎著 『坂の上の雲』を読んで
 明治日本の国民史/  アカデミズムへの挑戦/
 血縁の共感/  司馬氏の好き嫌い/
 読物としての面白さ/  本来あるべき歴史/
 さまざまなアプローチ
鳥海 靖(歴史学)
芳賀 徹(フランス語)
木村尚三郎(歴史学)
井上 忠(哲学)
司会:平川祐弘(フランス語)
け るん  語学と政治
栗原成郎(露語)
下田蓮台寺連吟
  (徹-文彦-和則-S.H.-K.K.-祐弘-昭太郎-順一)
フランス語科教官
〈書 評〉寺田透著 『考える眼』――絵画への愛と省察
  写真:ゴヤ「裸体のマハ」
阿部良雄(仏語)
私の履歴書
中村健二(英語)
ネオテニー neoteny
  図版:アンブリストーマ(上:成体 下:幼生)
毛利秀雄(生物学)
美術博物館のおしらせ 映画「フランスの教 会」

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●192号――1972.12.18

韓国の旅   写真:戒厳令下のソウル街頭
小堀桂一郎(独語)
アメリカ見聞――選挙と青年
平野健一郎(国際関係論)
お知らせ  杉山好主催「クリスマス音楽会」
編集室より 今期の第五委員〈渡辺正雄・委員 長・科学史・科学哲学/由良君美・英語/
 山田晃弘・生物学/加藤正昭・物理学/篠原昭二・国文学/平川祐弘・フランス語/
 坂口ふみ・ドイツ語/川端香男里・ロシア語/杉原克己・経済学〉
〈座 談会〉 教養学部における理科教育の諸問題
 過密・志望・採点/ 文科と理科の開き/理二学期の過密/
 数学教育の問題/採点と振り分け/もし振り分けを止めたら/
 文科生の理科とは/  基礎教育として/点のつけ方/
 空間思考が弱い/  選択必修の難点/何とかならないか過密/
 新しい総合にむかって/今は根元的蓄積の時/
 振り分けと流行(時間割の例)/改革の一環として
小野健一(物理)
杉浦光夫(数学)
田辺 裕(人文地理学)
山田晃弘(生物)
吉岡甲子郎(化学)
司会:
由良君美(英語)
第23回 駒場祭をかえりみる
第六委員会
辞書の一効用
冨永明夫(仏語)
教養学部教官組織および各種委員会の機構

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●193号――1973.1.23(昭和48年) ――6面

ドイツと――ドイツの劇場と
 ドイツ人/日本のイメージ/日本文学のゼミナール/
 ドイツの劇場/心に残る舞台と人
    図版:「薔薇の騎士」のオクタヴィアン/「コシ・ファン・トゥッテ」の
     デスピーナ/「マイスタージンガー」のベックメッサー (筆者)


越智治雄(国語)
け るん  スキーと私
伊藤敬一(中国語)
私の履歴書
岩本振武(化学)
〈特集〉――飛行の夢 落下の夢――
   図版:「イカルスとダイダロス」マリー・ブリオ版画 フランス17世紀
   「飛行するアレキサンドロス」ハンス・シェフェライン版画 15世紀
  ヨナ=イカルス
編集部(文責KY)
  「深く、遠く、だが……」
濱田隆士(宇宙地球科学)
  その夢と現実
渡辺正雄(科学史)
  梅棹エリオ著 『熱気球イカロス5号』
岩本文明(物理)
――早春惜別――停年教授を送る――
  指折り数えれば
藤 村 宏(ドイツ語)
  藤村先生のこと
神品芳夫(ドイツ語)
  退官の辞
木 村陽二郎(生物学)
  木村陽二郎先生をお送りするにあたって 磯谷 遥(生物学)
  後髪を引かれて――最後の明治者/私のりれき書/芸術科のこと
岸 邉成雄(ドイツ語)
 岸辺先生を送る
小宮曠三(ドイツ語)
 駒場を去る日近く
秀 村欣二(歴史学)
 秀村先生を送る言葉
木村尚三郎(歴史学)
〈駒 場の歴史・3〉 駒場の一高
菊池栄一(名誉教授)
聞くもの・見るもの――この昨今――
 (ゆ)
〈書 評〉阿部良雄著 『西欧との対話
戸田 基(英語)
――私のすすめるもの――
 自然と接触を
中村純二(物理)
 提案三つ
   広く速く読むこと/外国語を勉強すること/
   書く習慣を身につけること

野上茂吉郎(物理)
 身につくスポーツを
小松原茂雄(英語)
 酒とロシヤ語
米川哲夫(ロシヤ語)
 壁テニスのすすめ
 図版:壁テニスの練習法(実線ははねかえって来たボールのコース/
  点線は打球のコース/大文字は打点)

渡辺 融(体育)
 釣りのすすめ
稲岡耕二(国語)
 こけし
河辺 宏(人文地理学)
 巧言令色のすすめ
吉島 茂(ドイツ語)
 ソウルの国立博物館
平川祐弘(フランス語)

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●194号――1973.2.19

――早春惜別――停年教授を送る――
  二十余年を顧みて
羽 柴正市(英語)
  羽柴先生を送る
本間長世(英語)
  駒場の雰囲気
菅 原 浩(生物学)
  菅原浩先生を送る 山川振作(生物学)
  停年退官の辞
山 﨑正一(哲学)
  山﨑正一先生を送る辞 末木剛博(哲学)
レコード雑感      写真:ジネット・ヌヴー
石井不二雄(ドイツ語)
――私のすすめるもの――
 辞書を読む
福井芳男(フランス語)
 麻雀放浪記
公文俊平(経済学)
お知らせ  壁塗り替え(第二・第五・第七本 館)
教養学部
〈座 談会〉 社会科学の接近方法をめぐって
 なぜ社会科学を専攻したか/  社会科学の基礎求めて/
 古い研究方法と新しい研究方法/  実学派と美学派/
 ベトナム和平の政治学/  現代思想の新潮流/  西洋的・東洋的/
 社会科学の将来の可能性/  駒場の社会科学
城塚 登(社会思想史)
佐藤誠三郎(政治学)
杉浦克己(経済学)
司会:
内田忠夫(経済学)
深雪讃歌     写真:苗場スキー場 水野撮影
水野忠和(体育)
編集室より 編集事務の奈良公子さんが退職 (2年間勤務)し、渡辺真知子さんへ

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(縮刷版四収録)