教養学科・地域文化研究分科
本分科は、「イギリス研究」、「フランス研究」、「ドイツ研究」、「ロシア東欧研究」、「イタリア地中海研究」、「北アメリカ研究」、「ラテンアメリカ研究」、「アジア・日本研究」、「韓国朝鮮研究」の9コースから構成されています。各地域の特質を歴史学、政治学、経済学、社会学、哲学、文学、言語学などの研究方法を使って多角的に学び、広い視野に立って全体を見渡せる人材の育成をめざします。「地域文化から世界へ」を基本姿勢とする一方で、「世界から地域文化へ」の方向性も重要なテーマです。本分科に進学した学生は、9つの地域のいずれかを入口として研究を始めますが、その地域文化・社会で出会った問題を考察するのに最もふさわしいディシプリンを選んで卒業論文にまとめていくことになります。また、地域文化を研究するには言語に熟達することが不可欠です。そのため、外国語の習得にも重点をおき、多くのコースでは卒業論文を指定された外国語で書くよう定めています。
卒業後の進路は、就職先としては、商社、金融、製造業、運輸、出版・報道・放送、官公庁、国際交流機関など、多岐にわたります。地域文化研究の教育によって培われたグローバルな視点、学際的な視野、高度な外国語運用能力が、各方面で高く評価されています。さらに研究を深めることを希望する者は、その多くが大学院総合文化研究科地域文化研究専攻に進学しています。