学際科学科
科学技術論コース
本コースでは,自然科学の基礎的な理解と人文社会科学に関する幅広い知識に基づき,科学技術が現代社会に提起している問題を深く検討し,積極的な提案をなしうる人材を養成する。すなわち,科学技術を歴史的,哲学・倫理学的,社会的な観点から探究し,現代社会において科学技術がどのような役割を果たしているのか,また社会に恩恵をもたらす科学技術であるために,今後,どのような方向に発展していくべきかを教授する。学問分野でいえば,科学技術史,科学哲学,技術哲学,科学技術社会論,応用倫理学などを含む。
本コースの開講科目には以上の学問分野が含まれるが,このほかにも他コースや他学科の教員によって,ほとんど全分野にわたるさまざまな科目が開講されており,本コースの学生はそれらを関心に応じて単位取得することができる。ただし,語学(英語,独語,仏語など)と自然科学(物理学,化学,生物学,認知科学など)から,ある一定の単位数を取得することを要請しており,語学力と自然科学の基本的な素養を重視している。また卒業論文を課しており,勉学・研究の成果を卒業論文に集約してまとめることを重視している。