超域文化科学専攻
比較文学比較文化コース
比較文学比較文化コースは、哲学・思想、歴史、文学、美術、音楽等の分野にまたがる多様な問題群に、地域や言語の境界を越え、独自の問題意識から取り組もうとする研究を育んできました。既成の学問体系の守備領域・アプローチにとらわれず、自分自身の興味と関心にもとづき、自分自身の知性と感性に信頼して、自由に研究する姿勢を重んじています。これからも、みずからテーマとする問題に真摯に向き合い、必要とされる厳しい学問的訓練をみずからに施そうとする勇気を持つ人が、その才幹を十分に伸ばしてゆける場を提供します。
コース内には、比較文学、比較思考、比較芸術、比較日本研究の4つの研究・教育プログラムを設けています。相互に緊密に連携するこれらプログラムにおいてもっとも重視されるのは、対象とするテクストを読み解き、理解し、自分のことばで語る力です。古典語をふくめた多様な言語で書かれたテクスト、様々な媒体で紡がれたテクストに真剣に向きあう意欲と能力を持つ人々が、心たのしく集う場にしたいと考えます。