超域文化科学専攻
超域文化科学専攻は、人間の営みとしての様々な文化事象を、地域や言語、そしてジャンルの境界を越えた領域横断的な視点から研究する学問をめざし、まなび、構築しようとする人々に広く開かれた場である。専攻は、表象文化論、比較文学比較文化、文化人類学の3コースに分かれる。各コースは、それぞれ独自の歴史を持つ比較的独立性の高い単位であり、尊ばれる研究のスタイル、アプローチも異なるが、先端的な学際領域の学問を開拓してゆこうとする点で、志を同じくする。思想・哲学、宗教、歴史、文学、芸術、社会等に関わる既成の学問体系を十分意識しつつ、現在われわれに求められる学問のありかたをみずからに問いかける姿勢を失わない――ゆるい連携をたもつ3コースが、それぞれの個性を競い、生かしている専攻である。