「人間の安全保障」プログラム(HSP)
「人間の安全保障」プログラム(HSP)は、大学院総合文化研究科にある文理横断の5専攻(言語情報科学専攻、超域文化科学専攻、地域文化研究専攻、国際社会科学専攻、広域科学専攻)の協力のもと、2004年に設立された新しいタイプの大学院教育プログラムです。「人間の安全保障」とは、21世紀の人類社会の望ましい発展を構想するために提案された国際社会のコンセプトであり、その研究・教育には国際関係論などの社会科学のみならず、自然科学や地域研究、人文科学など多様な観点からのアプローチが必要とされています。同プログラムは「人間の安全保障」を取り巻く問題を深く理解し研究すると同時に、この問題に自ら実践的に関わっていく「人財」を育てることを目的としています。
プログラムには修士課程と博士課程があり、学生は上記既設5専攻のいずれかの専攻に所属しつつ、そこを足場として「人間の安全保障」という新しい課題に取り組みます。修了者には「修士(国際貢献)」、「博士(国際貢献)」の学位が授与されます。1学年の定員は修士課程16名、博士課程4名程度で、それぞれ社会人枠(若干名)も設けられています。研究者の育成を主眼としている既存専攻とは異なり、国際社会に対する新たな貢献を行う「人財」の育成を目指していることから、これまでの枠組みでは大学院で学ぶことが難しかった人たちに対しても門戸を開いていることは、同プログラムのひとつの特徴と言えます。
プログラムの詳細、入学試験に関してはHSPのウェブサイトをご覧ください。
入試に関するお問い合わせ: hsp-toiawase [at] hsp.c.u-tokyo.ac.jp [at]をアットマークに変更してください。 |