文化・芸術活動
オルガン委員会
1977年に、森泰吉郎氏(森ビル株式会社初代社長)のご寄贈によって、緑に囲まれた900番教室(講堂)にパイプオルガンが設置されました。足鍵盤と2段の手鍵盤で、全12ストップという小ぶりのオルガンですが、トレムラント装置、カップラー装置を備え、多彩な音色での演奏が可能です。
オルガンの管理運営は本学部のオルガン委員会によって行われています。この委員会の仕事の一つは定期演奏会の企画実行であり、1977年5月の竣工記念演奏会から2011年7月現在まで、122回の演奏会が毎年3~4回の割合で開催されてきました。演奏会は本学部の教職員、学生だけでなく、広く学外の聴衆にも無料で開放されており、内外の高名なオルガニストから気鋭の若手にいたる優れた演奏家の出演を得て、高い水準のものとなっています。
委員会のもう一つの仕事として、1998年よりオルガン講習会を年1~2回の割合で開催しています。対象は学内の教職員、学生ですが、それぞれのレベルに合わせた指導の下、実際にオルガンを弾くことにより、オルガンに対する理解を深めることができます。定期演奏会と講習会の案内は教養学部報、学内広報などの他、オルガン委員会のホームページで行われています。
ピアノ委員会
2006年秋に、スタインウェイのフルコンサート・グランドピアノ(モデルD-274型)が駒場コミュニケーション・プラザの北館音楽実習室に設置されました。同室にはその他に、ヤマハのグランドピアノが3台とWinter社製アップライトピアノ1台も置かれていて、サークル活動や学生の個人利用にはそちらを利用しています。スタインウェイは特別の用途にだけ用いており、その利用計画と管理は、他のピアノとともにピアノ委員会が行っています。
ピアノ委員会の企画に基づくスタインウェイを用いた企画としては、小山実稚恵さんなど第一線で活躍中の著名な演奏家によるコンサートを毎年春秋の二回開催しています。また、オーディションを実施し、それによって選抜した学生演奏家によるコンサートも春秋の二度開催しています。