HOME総合情報研究組織教員紹介・検索新任教員紹介

最終更新日:2020.04.03

新任教員紹介

山口 輝臣(ヤマグチ テルオミ)

所属 専攻地域文化研究専攻
学科教養学科
部会歴史学
職名 教授
発令年月日 2021年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
東京大学大学院・人文社会系研究科
■学位
博士(文学)
■前任職
東京大学総合文化研究科 准教授

 

担当科目 ■前期課程
歴史Ⅱ、歴史と文化、近現代史、初年次ゼミナールなど
■後期課程
アジア太平洋文化交流論、近代日本の史料を読んで考えるなど
■大学院
アジア太平洋文化交流論

 

研究活動 ■研究分野
日本史
■研究業績
  1. 山口輝臣編『戦後史のなかの「国家神道」』山川出版社、2018年
  2. 山口輝臣編『はじめての明治史』ちくまプリマ―新書、2018年
  3. 小倉慈司・山口輝臣『天皇の歴史9天皇と宗教』講談社学術文庫、2018年(共著)
  4. 寺内正毅関係文書研究会編『寺内正毅関係文書1』東京大学出版会、2019年(共編著)
  5. 吉田裕・瀬畑源・河西秀哉編『平成の天皇制とは何か』岩波書店、2017年(共著)
  6. 見城悌治編『帰一協会の挑戦と渋沢栄一』ミネルヴァ書房、2018年(共著)
  7. 藤田大誠編『国家神道と国体論』弘文堂、2019年(共著)
  8. 小林和幸編『明治史研究の最前線』ちくま新書、2020年(共著)
  9. 東京大学教養学部歴史学部会編『歴史学の思考法」岩波書店、2020年(共著)
  10. 山口輝臣「広田先生の時代錯誤、三四郎の時代錯誤」『ODYSSEUS』25、2021年
■学内での活動
教養学部報委員,教養学科地域文化研究分科アジア・日本研究コース・主任、教養学部『駒場の70年』編集委員、東京大学百五十年史編纂室・室員など。

 

採用理由

山口輝臣氏は、これまで日本近現代の政治、思想、文化の幅広い領域を対象として研究を進めてきた。同氏による多くの研究成果のなかで、とりわけ高く評価されているのは、日本の近代の宗教をめぐる研究である。氏は、近代国家形成期における、「宗教」について、その概念の成立そのものを問い直したうえで、国家、天皇制との関係を行政文書、政治指導者や社寺等の文書を丹念に集め、その綿密な分析をもとに、新たな視点を提供してきた。このほか、史学史や史料論、自治体史、大学史、重要史料の翻刻等で多くの業績をあげている。

2016年に東京大学教養学部・大学院総合文化研究科に着任されて以降も、山口氏は精力的に研究を進めてきた。明治維新史や宗教史の分野では、リーダー的存在として、近代初頭から戦後までの時期を対象に、天皇制、宗教とナショナリズム、「国家神道」などに関する共同研究を牽引してきた。その成果については、山口氏による編著がいくつか刊行されている。同時に、日本近代史研究の最前線の議論を市民社会に広く伝える仕事にも取り組み、これについても山口氏による編著がまとめられている。

山口氏は、駒場における教育でも大きな貢献を続けている。大学院や学部後期課程の教育では、熱心な指導ぶりから学生からも信頼も厚く、多くの学生がその指導を受けている。前期課程の授業も、現代歴史学の研究成果と手法をわかりやすく伝えるものとして、学生に好評である。

学内の各種委員としても、駒場のなかでは、後期課程教養学科地域文化研究分科アジア・日本研究コース主任、教養学部報委員、教養学部『駒場の70年』編集委員などを務めてこられた。このほか、全学にかかわる業務として、東京大学百五十年史編纂室の室員として、大学史の編纂の中心的な役目を担っている。山口氏は、これらの複雑な仕事について、ユーモアを忘れず、周囲と協調を図りながら着実に遂行し、同僚からの厚い信頼を得ている。

以上のようなことから、山口輝臣氏は、研究、教育、学内実務のいずれをとっても教授職としての、能力を十分に有し、本学の教授として、ふさわしいと判断する。

 

新任教師一覧へ戻る

教員紹介・検索