新任教員紹介
張 政遠(チョウ セイエン)
所属 | 専攻地域文化研究専攻 |
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学科教養学科 | |
部会中国語 | |
職名 | 教授 |
発令年月日 | 2020年5月 1日 |
略歴 | ■最終学歴 東北大学大学院文学研究科 |
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■学位 2007年3月 博士(哲学) |
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■前任職 大学院総合文化研究科 准教授 |
担当科目 | ■前期課程 中国語一列・二列 |
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■後期課程 東アジア教養学理論、東アジア教養学演習 |
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■大学院 アジア社会比較発展論 |
研究活動 | ■研究分野 哲学(日本哲学、東アジア文学、間文化哲学) |
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■研究業績
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採用理由 | 張政遠氏は、香港中文大学講師を経て2020年に本研究科准教授に着任した。専門は現象学と日本哲学であり、西田幾多郎、和辻哲郎、柳田国男らを参照しながら、民俗学的知見の哲学への応用を模索している。その理論的成果として、『物語と日本哲学——哲学の民俗学的転回』と題される単著を2021年に中国語で刊行した。その他、着任後の業績として、『文学・哲学・感染症』、『私たちは世界の「悪」にどう立ち向かうのか』、『危機の時代と田辺哲学』、Tetsugaku Companion to Nishida KitaroやTetugaku Companion to Phenomenology and Japanese Philosophyなどへの分担執筆がある。 日本哲学は国際的な注目を集めており、本学全体の哲学における国際的プレゼンスを強化するためにも張氏の存在には大きな意義があり、実際、国内外で日本哲学研究を志す学生の受け皿になっている。学部後期課程では、東アジア藝文書院の学融合プログラム「東アジア教養学」を担当している。前期課程中国語教育では、香港出身である特性を生かして、中国語世界の多様性を学生に知らしめている。 その他、国際的学会の役員職や国際的ジャーナルの編集を務めており、日本哲学の国際化推進に尽力している。 総じて、張政遠氏は着任後にめざましい業績を挙げ、その能力を学内外で遺憾なく発揮しており、仮に公募を行ったとしても、これに匹敵する候補が現れるとは思われず、教授昇任の最適人物であると言える。 |
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