新任教員紹介
藤崎 衛(フジサキ マモル)
所属 | 専攻地域文化研究専攻 |
---|---|
学科教養学科 | |
部会フランス語・イタリア語部会 | |
職名 | 教授 |
発令年月日 | 2024年4月 1日 |
略歴 | ■最終学歴 東京大学大学院・人文社会系研究科 |
---|---|
■学位 2011年4月博士(文学) |
|
■前任職 上智大学文学部 准教授 |
担当科目 | ■前期課程 イタリア語 |
---|---|
■後期課程 イタリア地中海歴史社会論 |
|
■大学院 地中海文化構造論 |
研究活動 | ■研究分野 歴史学(ヨーロッパ史) |
---|---|
■研究業績
|
|
― | |
― | |
■その他 地中海学会ヘレンド賞(2014年) |
採用理由 | 藤崎衛氏は鹿児島大学卒業後、本学人文社会研究科大学院で学ばれ、2011年博士号を取得されている。上智大学文学部史学科准教授を経て、本学総合文化研究科に2021年4月准教授として赴任。前期課程イタリア語や総合科目「地域域文化論」、後期課程「イタリア地中海歴史社会論」「イタリア歴史社会論演習」等を担当し、大学院では着任直後から博士論文指導を担ってきた。 同氏の専門分野は教皇庁史を中心とした西洋中世史である。『中世教皇庁の成立と展開』(2013)は教皇庁諸部局の成立・発展や人員の採用・扶養などにつき、教皇書簡、特権状、会計記録、叙述史料等、多様な史料から浮かび上がらせた実証性の高いすぐれた研究書で、地中海学会ヘレンド賞を受賞した。 着任後は教皇庁のアジアでの外交・文化交流・布教の歴史に領域を広げ、中世の異文化間コミュニケーションをめぐるヨーロッパ諸大学との共同研究を進め、国際発信を活発に行っている。 D.アブラフィア『地中海と人間』の共訳(2021)や、塩野七生らとの共著『ヴァチカン物語』(2011)に続き、本年単著『ローマ教皇は、なぜ特別な存在なのか——カノッサの屈辱』を刊行し、最新の知見を一般読者に広く紹介している。 学内業務では専攻総務委員、後期コース副主任、前期予算委員等を担い、有能な仕事ぶりと温厚な人柄で大きな信頼を得ている。学外でも、関連学会の編集委員、常任委員等を歴任し、今後も研究者コミュニテイーを主導する役割が期待されている。 |
---|