新任教員紹介
森元 庸介(モリモト ヨウスケ)
所属 | 専攻超域文化科学表象文化論コース |
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学科教養学科・表象文化論分科 | |
部会フランス語・イタリア語 | |
職名 | 教授 |
発令年月日 | 2024年4月 1日 |
略歴 | ■最終学歴 パリ西大学(旧称パリ第10大学)大学院哲学科博士課程 |
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■学位 2011年4月 Ph.D. |
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■前任職 東京大学大学院総合文化研究科 准教授 |
担当科目 | ■前期課程 初修フランス語、総合科目 |
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■後期課程 表象文科基礎論、表象システム論等 |
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■大学院 表象文化論演習、表象文化論実権実習等 |
研究活動 | ■研究分野 表象文化論 |
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■研究業績
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採用理由 | 森元庸介氏の専門は、フランスを中心とするヨーロッパ思想史です。博士論文は、近世ヨーロッパ・キリスト教道徳神学における演劇の道徳性をめぐる議論を幅広い文献調査によって再構成し、とりわけ、これまで看過されてきた演劇擁護側の理論的経脈を中世神学や教会法にもさかのぼって明らかにしたものです。本論文にもとづいて2020年にはフランスで単著『芸術の合法性 決疑論の鏡に映じた演劇の問い』を出版しており、フランス本国の専門家からも高い評価を受けています。森元氏は、近世思想を中心としながら研究のフィールドを拡げ、近現代の思想・芸術論に加え、小説や映画、漫画などの作品分析をも手掛けており、優れた業績をあげています。 研究業績は、本研究科着任後に限っても、上記の単著1冊の他に、論文や口頭発表が多数あり、ヨーロッパ思想史をはじめ近現代の表象文化の研究の発展に尽力してきました。 森元氏は、前期課程のフランス語・イタリア語部会主任、後期課程の超域文化科学分科表象文化論コース主任、超域文化科学分科長などを務め、学内行政に多大な貢献をしています。学外でも複数の学会で重要な役割を担ってきました。人柄は温厚篤実で、多くの同僚から信頼されています。 以上により、森元氏は、研究、教育、行政のいずれの点でも卓越しており、本研究科の教授にふさわしいと判断します。 |
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