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新任教員紹介

朝倉 友海(アサクラ トモミ)

所属 専攻超域文化科学専攻
学科
部会中国語
職名 教授
発令年月日 2024年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
■学位
■前任職
大学院総合文化研究科 准教授

 

担当科目 ■前期課程
■後期課程
■大学院

 

研究活動 ■研究分野
哲学
■研究業績
  1. 「翼の福音、それとも呪われた凶器?―リンドバーグと飛行の物語」、『マニフェスト・デスティニーの時空間―環大陸的視座から見るアメリカの変容』(小鳥遊書房、2020)
  2. 「マーク・トウェインと翻訳の世界」、『よくわかるアメリカ文化史』(ミネルヴァ書房、2020)
  3. 「鍍金時代の豪邸」、『よくわかるアメリカ文化史』(ミネルヴァ書房、2020)
  4. 「空を飛ぶということーアン・モロウ・リンドバーグの東アジア飛行」、『空とアメリカ文学』(彩流社、2019) 
  5. 『マーク・トウェイン 人生の羅針盤』(NHK出版、2016)
  6. 『マーク・トウェインと日本――変貌するアメリカの象徴』(彩流社、2008)
  7. Mark Twain in Japan: The Cultural Reception of an American Icon (University of Missouri Press, 2005)
  8. “Memory of American Classics: The Legacy of Mark Twain in US School Textbooks, 1930s-1940s”, The Japanese Journal of American Studies, 29 (2018)
  9. “The Reception of Mark Twain in Japan from Meiji Period to the Heisei Period (1860s-2000s)”, Oxford Research Encyclopedia, Literature (Online) (2016)
  10. “Shin Takahashi’s Tom Sawyer: A Japanese Manga Adaptation”, Mark Twain Studies, 4 (2014)

 

採用理由  朝倉友海氏の専門は、日本と中国を中心とする東アジア圏の近代哲学で、とりわけ最近では、東アジア哲学を基盤とした意味理論の構築をテーマとして精力的に成果を出している。具体的には、西田幾多郎による場所の理論と、牟宗三(ぼう そうさん)が行った論理分析を通した中国哲学再建の試み(円教の理論)を主な対象にしつつ、現代思想やスピノザ哲学などの文脈に照らしながら、言語によって発生する意味の理論について考察する作業に従事している。具体的な業績としては、単著2冊、共著16冊、学術論文42本、学会発表45本を数える。また、中国語での学会発表や論文執筆にも熱心に取り組んでいる。この圧倒的な業績は、まさに朝倉氏が東アジア圏の哲学研究を牽引する存在であることを示していると言える。
 学務としては、現在、後期課程において、現代思想コース主任、学融合プログラム グローバル・エシックス主任を、前期課程の中国語部会で外国語委員会図書委員長を務めているほか、大学院の表象文化論コースでも、学生委員、研究棟管理委員、入試委員などを歴任してきた。さらに教育面でも多くの学生を指導している。このように朝倉氏は、研究・学務・教育の面において、教授昇進に相応しい成果を挙げていると判断した。

 

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