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最終更新日:2020.04.03

新任教員紹介

星野 太(ホシノ フトシ)

所属 専攻超域文化科学専攻
学科教養学科
部会哲学・科学史部会
職名 准教授
発令年月日 2021年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
東京大学大学院・総合文化研究科
■学位
2014年9月 博士(学術)
■前任職
早稲田大学社会科学総合学術院 専任講師

 

担当科目 ■前期課程
初年次ゼミナール文科、現代思想
■後期課程
倫理宗教論演習、現代哲学特殊研究
■大学院
文化創造論

 

研究活動 ■研究分野
美学、表象文化論
■研究業績
  1. 『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)
  2. The Sublime and the Uncanny(co-edited with Kamelia Spassova, UTCP, 2016)
  3. カトリーヌ・マラブー『真ん中の部屋──ヘーゲルから脳科学まで』(西山雄二・吉松覚との共訳、月曜社、2021年)
  4. ジャン=フランソワ・リオタール『崇高の分析論──カント『判断力批判』についての講義録』(法政大学出版局、2020年)
  5. カンタン・メイヤスー『有限性の後で──偶然性の必然性についての試論』(千葉雅也・大橋完太郎との共訳、人文書院、2016年)
  6. 『現代フランス哲学入門』(川口茂雄・越門勝彦・三宅岳史編、ミネルヴァ書房、2020年)
  7. 『ことばを紡ぐための哲学』(中島隆博・石井剛編、白水社、2019年)
  8. 『ソーシャリー・エンゲイジド・アートの系譜・理論・実践──芸術の社会的転回をめぐって』(フィルムアート社、2018年)
  9. 『コンテンポラリー・アート・セオリー』(筒井宏樹編、イオスアートブックス、2013年)

 

採用理由 星野太さんのもっとも特筆すべき業績は、「崇高」の概念を軸として、古典ギリシアにはじまり20世紀、さらに今日にまで至るヨーロッパ哲学の流れを、そこで表面上は周縁視されながらも根本的な着想源として伏在しつづけた修辞学的な伝統と突き合わせながら、総合的かつ批判的に再検証する博士論文であり、『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)として公刊されたこの論文は、広大な思想史的展望、また緻密にして斬新な原典読解の数々によって、学界のみならず汎く一般読者を瞠目させた。その後も、星野さんは多数の著作、翻訳、学会発表をつうじて、日本における哲学研究を刺激、牽引しつづけている。一方では最近年におけるもっとも重要な哲学的動向として注目される思弁的実在論、他方ではとくにソーシャリー・エンゲージド・アートを中心とした現代美術の諸潮流を視野に収めつつ、文献学的な博識と鋭敏な批判意識を結合させたその仕事は、すでにして無比の独創性とともに、領域の区別を超えた多くの研究者にとって不可欠の参照項となりつつある。また、古典語を含めた複数のヨーロッパ言語に通暁する星野さんは、英語による共編著、国際学会における数々の発表をつうじて、海外との学術交流という面でもすでに確固たる業績を有している。明朗闊達な人柄とともに、研究と教育、さらには学外連携を含めた学務のあらゆる方面にわたり活躍をしていただける、本研究科、ひいては本学の今後の発展に欠くべからざる稀有の人材として、星野さんをお迎えできることを心から喜びたい。

 

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