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新任教員紹介

CAPEL MATHIEU(カペル マチュー)

所属 専攻超域文化科学専攻
学科教養学科
部会フランス語・イタリア語
職名 教授
発令年月日 2024年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
■学位
■前任職
大学院総合文化研究科 准教授

 

担当科目 ■前期課程
■後期課程
■大学院

 

研究活動 ■研究分野
■研究業績
■その他
小西財団日仏翻訳文学賞受賞(2014年)

 

採用理由  マチュー・カペル氏の専門は映画研究、とりわけ第二次世界大戦後の日本映画研究で、1980年代から現代まで多様な仕方で花開いた日本映画を歴史的に整理すると同時に、蓮實重彦、宮川淳、吉田喜重らの映画理論や文芸批評をフランス語圏に翻訳・紹介してきた。2022年にフランス語で刊行されたカペル氏編集の論集『鏡の映画たち・日本映画の40年(1980年〜2020年)』は、80年以降の現代日本映画を「配給」、「製作(プロダクション)」、「創造(クリエイション)」の三つの観点から分析した画期的な論集であり、作品分析だけでなく映画産業の変容に関する最先端の論考が収められている。
 教育面に関しては、前期課程でフランス語演習、TLPプログラム、総合科目・映画論を、後期課程・大学院では映画史・映画論に関する授業を担当し、映画研究に関する数々の論文指導も行ってきた。きめ細やかで国際的な視点をもった研究指導は留学生を含め学生たちから評価が高い。加えて、GSIの教員として授業だけでなく学外インターンシップの責任者をつとめてきた。現在継続中のフランス語圏の大学との協定をはじめ、海外の大学ならびに海外の研究者との研究・教育ネットワークの構築のためには、今後もカペル氏の力は必要であり、研究、教育、行政すべての観点から教授への昇任を適切と判断した。

 

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