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新任教員紹介

村上 克尚(ムラカミ カツナオ)

所属 専攻言語情報科学専攻
学科教養学科
部会国文・漢文学
職名 教授
発令年月日 2026年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了〔博士号取得〕
■学位
PhD
■前任職
東京大学大学院総合文化研究科 言語情報科学専攻 准教授

 

担当科目 ■前期課程
初年次ゼミナール、ことばと文学Ⅲ
■後期課程
日本言語文化論
■大学院
言語態分析演習Ⅲ

 

研究活動 ■研究分野
日本文学
■研究業績
  1. 著書『動物の声、他者の声 日本戦後文学の倫理』新曜社、2017年(単著)
  2. 共著書『1Q84スタディーズBOOK(2)』若草書房、2010年(共著)
  3. 論文「狸の物言わぬ屍に応答するるために」『ユリイカ』2018年7月
  4. 論文「波及する戦争」『越境広場』2017年12月
  5. 論文「『沖縄』とともに生きるために」『アジア太平洋研究』2016年11月
  6. 論文「傍らに寄り添う動物 大江健三郎『万円元年のフットボール』論」『日本近代文学』2016年5月
  7. 論文「馬になる小説 小島信夫『別れる理由』における男性性からの逃走」『昭和文学研究』2016年3月
  8. misc「文学の暴力について」『新潮』2018年9月
  9. misc「大江健三郎と傷の主題」『文学界』2018年8月
  10. 講演「喪の作業から共生へ 津島佑子『真昼へ』におけるアイヌ自然観との共鳴」科研費セミナー「動物のまなざしのもとにおける文学」2019年1月12日一橋大学
■その他
第68回芸術選奨評論等部門文部科学大臣新人賞(2018)

 

採用理由

 村上氏の主として専門とする研究領域は、日本の戦後文学である。近代日本文学を〈近代〉の呪縛から解き放ち、社会のアクチュアルな問題への倫理的な応答として再読したその研究は、主著『動物の声、他者の声―日本戦後文学の倫理』が「芸術選奨評論等部門文部科学大臣新人賞」を受賞するなど、高く評価されている。さらに現在は、様々な暴力に対して文学はそれをどう切り取って批判し、想像力によってより良い世界を希求しうるのかという、分断が深刻化する今日の社会における重要なテーマについて、意欲的な論を次々と発表している。
 大学院教育においては、そうした氏の研究に引きつけられた数多くの院生を手厚く指導しているのに加え、学部教育では、文学研究の基礎から最先端の文学理論に至るまで、学習段階に応じた的確な授業を展開し、ここでもまた多くの学生に刺激を与えている。
 行政面では、複数の学会において理事・評議員・運営委員等を務めて学界に大きく貢献しており、学内では専攻長補佐・教務委員などの重要な役職を多く、滞りなく務めている。大江健三郎文庫・EAA・ヒューマニティーズセンターなど、学内研究組織への貢献も大きい。温厚篤実かつ冷静沈着な人柄で、同僚・学生からの信頼は大変に厚いものがある。
以上の諸点より、村上克尚氏は、本研究科教授の職にふさわしい人物と判断される。

 

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