新任教員紹介
青山 英正(アオヤマ ヒデマサ)
所属 | 専攻言語情報科学専攻 |
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学科 | |
部会国文・漢文学 | |
職名 | 准教授 |
発令年月日 | 2024年4月 1日 |
略歴 | ■最終学歴 |
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■学位 |
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■前任職 |
担当科目 | ■前期課程 国文・漢文学 |
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■後期課程 教養学科 |
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■大学院 |
研究活動 | ■研究分野 |
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■研究業績 |
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採用理由 | 青山氏の主たる研究業績は、幕末明治期における詩歌史を、文化的・社会的変容の過程に位置づけて分析したものである。詩歌が国民国家形成に果たした役割を緻密に解明するとともに、幕末と明治とを分断された時代区分として扱う従来の歴史観に対しても再考を促すものとなっており、日本古典文学は勿論、日本近代文学、日本思想史、ひいては日本に限らず文学研究・歴史学研究一般にも重要な示唆を与えるものとなっている。その研究は、大胆な構想力と、多様な理論的アプローチ、堅実な実証に支えられている。幕末・明治を主たる研究対象としつつも、幕末の人々が求めた古代への回帰、更にそれを見つめるに当たって設けられた中世というフィルターと、ほとんど日本文学史・日本思想史の全部を覆う広い視座に基づくものでもある。更に今後は、出版と文化的ネットワーク、学問・文学の地域特性などのより広範な領域への研究の発展が期待される研究者でもある。 教育面では、現任校での教育歴は20年に及び、本学における授業担当の経験も有している。日本古典文学・日本近代文学の広いジャンルに及ぶ教育の経験があり、学部前期課程における教養教育、学部後期課程・大学院における学際的な研究指導のいずれにとっても適任である。 行政面では、現任校での業務はもちろんのこと、複数の学会での委員、学外の公的委員などを多数、責任を持って務めている。人柄は誠実で温厚である一方、本学での研究・教育には並々ならぬ熱意と意欲を有している。 以上より、青山氏を本学准教授として相応しい人物と判断する。 |
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