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新任教員紹介

林 克彦(ハヤシ カツヒコ)

所属 専攻言語情報科学専攻
学科教養学科
部会英語
職名 准教授
発令年月日 2024年4月 1日

 

略歴 ■最終学歴
奈良先端科学技術大学院大学・情報科学研究科
■学位
2013年3月 博士(工学)
■前任職
北海道大学情報科学研究院 准教授

 

担当科目 ■前期課程
言語応用論、中級英語、英語一列
■後期課程
言語情報処理Ⅰ
■大学院
言語情報解析演習Ⅱ

 

研究活動 ■研究分野
情報科学
■研究業績
1.国際会議ICML22
2.国際会議ACL17
3.国際会議ACL23
4.国際会議AAAI18
5.国際会議SIGIR22
6.国際会議ACL22
7.国際会議EMNLP19
8.国際会議NAACL24
9.国際論文誌TACL
10.国際論文誌IEEE TKDE
■その他
山下記念研究賞(2013)、最優秀学生賞(2013)、人工知能学会優秀賞(2019)

 

採用理由  林氏の主たる研究分野は、知識に対する機械学習で、なかでも画像インスタンス認識に関する検討を精力的に行っている。計算効率を維持しつつ大規模な出力ラベル集合を扱う方法として、自己敵対負荷サンプリングという方法論の研究開発では分野をリードする立場にいる人材である。
 また、言語情報科学専攻で特に期待される研究分野である自然言語処理・知識処理の分野においても、人間の嗜好性を反映した言語モデリングを念頭に、書き手・編集者の情報をとりいれた言語処理や機械学習の枠組みの提案につながる検討を精力的に行っている。本専攻においても、これからの時代のニーズにも沿うような方向性をもって、多くの学生の関心を惹きつける研究活動を展開していくことが期待される。
 業績においても、著書・査読論文・査読付き国際会議プロシーディングス論文にわたる多数の業績、加えて特許9件と精力的な研究活動が裏付けられる。また氏のこれまでの一連の研究が19件の受賞および9回の招待講演に結びついていることいることからも、いずれのテーマにおいても氏の成果が対外的にも高い評価を得ていることがうかがえる。
 自然言語処理、データサイエンス、プログラミングなどの講義経験は学部から大学院の範囲で豊富に積んでおり、また多くの大学院生を指導し、論文発表や各種学会賞受賞などの活躍に導いてきた実績を有す。語学授業担当経験についても、科学技術英語演習などの担当経験があり、大学院授業を英語で教えた実績も持っている。すでに様々な委員担当を通した学内実務の経験も豊富で、本学着任後もあらゆる業務において強力な戦力となりうる組織運営の実績を有す。
 氏は誠実温厚で誠実な人柄で、前期課程学生から博士課程学生に至るまで幅広い層の学生や、同僚からの信頼を集めることのできる人物であるということを面接に立ち会った委員全員が確信するに至った。以上のことから林克彦氏を本学の准教授としてふさわしい人物であると判断する。

 

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