3学科をまたぐ教育プログラム

学融合プログラム

今日、解決を要求されている問題の多くは、広範な学問分野を縦断しながらも高い専門性を必要とするという、矛盾したスキルを必要としています。そこでは、基礎から応用へという通常の研究の流れとは異なり、社会の中から基礎研究の萌芽を見つけ出すセンスが必要となります。学融合プログラムは、このような要請に対応できる人材を育成すべくデザインされたものです。現在、特定の学科に所属しない科目群として、「グローバルエシックス」、「進化認知脳科学」、「科学技術インタープリター」、「グローバルスタディーズ」の4つのプログラムが設けられています。


アーレント通り

アーレント通り
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グローバル・エシックス

グローバル化が進展する現代世界では、従来さまざまな境界により隔てられていた異なる価値観が接触し、交流・融合が生じると同時に、対立・衝突に至るケースも増加しています。これらの問題に理論的・実践的に取り組むための土台を形成すべく、倫理と宗教、文化と社会に関する哲学的議論、科学技術論、環境倫理学や生命倫理学、グローバルな視点に立つ公共哲学などを集中的に学びます。


進化認知脳科学

「人間とは何か」という根源的な問いは、文系・理系の枠には収まりません。学融合的に極めるべき問いなのです。当プログラムは、認知科学・言語学・脳科学という「共時的」な研究分野を、進化学という「通時的」な視点から統合した新たな人間科学を目指します。本学進化認知科学センター、理化学研究所脳科学総合研究センターとも連携し、充実した刺激的な講義を提供します。


科学技術インタープリター

本プログラムでは、自然科学系の学生には、自分の研究の内容と社会的意義を人にわかりやすく説明する力を、人文社会系の学生には、現代社会における科学技術のもつ意味を考える力をつけてもらうための授業を用意しています。これからの国際社会で活躍するためには、これらの力は必須であり、「越境する知性」にふさわしい能力です。


 

グローバルスタディーズ

文化の多様化、多元化が進む現代において、他者や異文化に対して創造的に開かれた眼差しを獲得し、対話力を鍛えることの重要性はますます高まっています。グローバルスタディーズプログラムでは、文化的・社会的背景を異にする学生たちと共に学び、活動の場を共有することを通して、国際的な視野を身につけ、多言語・多文化の中で活躍する人材の育成を目指します。必修科目に指定されている「グローバル教養実践演習」では、海外の学生とのディスカッション、近郊地域へのフィールドワーク等を通して共同実習を行い、実践的な力を養います。