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2013.12.27
第8回駒場サイエンス倶楽部 冥王代の地球と最古の岩石
区分 | 講演会等 |
対象者 | 在学生 / 大学生 |
開催日時 | 2014年1月21日 18:10 ~19:10 |
会場 | 東京大学駒場キャンパス 16 号館 119・129 室 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 事前申込不要 |
概要 |
地球は約 45.4 億年前に誕生したと言われていますが、以降プレートテクトニクスの駆動により表層は絶えず更新され続けたため、当時の状態を保持する岩石は残っていません。現時点で知られる地球上最古の岩石はカナダ北西部に存在する40.3億年前の花崗岩質岩石で、当時すでに大陸地殻が存在した証拠とされています。それ以前の時代は冥王代と呼ばれ、地球の大まかな基本構造はこの時期に形成されています。 初期地球の理解には、地球表層に僅かに残された古い地質体や、月など他の天体に由来する岩石・隕石の研究が重要ですが、中でも基盤かつ強い制約となるのが年代情報です。岩石の形成年代を知るには放射性同位体を用いるのが一般的ですが、目的や状況に応じて適切な化学的性質・半減期などを持つ元素を選ぶ必要があります。本講演では年代決定法の基本原理から最新研究までを解説したのち、最古の岩石を中心に記録の乏しい初期地球の描像を紹介します。 |
お問合せ先 |
統合自然科学科広報 |