HOME総合情報ニュースイベント

最終更新日:2024.03.26

ニュース

イベント 2023.10.24

【イベント】武人×帝国×ユーラシア──統合と包摂のダイナミズム──(開催日:2023/12/3)

区分

研究会等

対象者 社会人・一般・在学生・大学生
開催日時

2023/12/3(日)13:30 ~ 18:00

開催場所

その他学内/学外(オンライン)

会場 Zoomにて開催(リンクは申込後に送信)

参加費

無料  

定員

300名

申込方法

要事前申込み。下記URLよりお申込みください。

https://forms.gle/JjgAynGZgEoiNo5L6
申し込まれた方に、12/2の午後にZoomミーティングのURLとID・パスワード、報告資料のダウンロードURLを記載したメールをお送りします。
前日の夜までメールが届かない場合は、恐れ入りますが事務局までお問い合わせください。

申込受付期間

2023/12/1(金)まで

武人×帝国×ユーラシア──統合と包摂のダイナミズム──


 前近代のユーラシアでは、広域・多様な地域・集団を統合する政体──「帝国」が数多興亡してきました。そしてその形成と運営の中核には、洋の東西を問わず、武を掌る個人や集団、すなわち「武人」の存在が看取されます。
 このシンポジウムでは、遊牧王権、中国王朝、イスラーム国家など、ともすれば固定的な属性で輪郭づけられてきたこれまでの枠組みを取り払い、ユーラシアという巨大な空間を横断的に見渡して、各地における帝国形成・広域統合のメカニズムと、その担い手たる武人のありようとを提示・議論します。
 そのために、6〜8世紀のユーラシア中央域のテュルク(突厥)、10〜12世紀の東方域の北宋、16〜17世紀の西方域のサファヴィー帝国を取り上げ、王権がいかに武人たちを統御しようとしたか、武人たちはいかに自らの道を拓こうとしたか、帝国において武人が果した役割を検討します。これにヨーロッパ近世史をはじめとする多彩な分野からのコメントを配し、より鳥瞰的な視野からの議論を試みます。

 いまだ正面からは研究対象にされにくく、また軍制史や戦争・外交の分野に限られがちな〝武〟のありようと歴史的意義を、比較史的に考えるきっかけとなることを期しています。専門にかかわらず、幅広い関心からの参加をお待ちしています。



【プログラム】

趣旨説明:杉山清彦(東京大学)


鈴木宏節(神戸女子大学)

「遊牧国家突厥の君主と軍制――王権の構築と継承」

コメント:柳谷あゆみ(公益財団法人東洋文庫)


伊藤一馬(大阪大学)

「北宋の蕃兵とその運用――「軍事」・「辺境」・「異民族」」

コメント:清水和裕(九州大学)


前田弘毅(東京都立大学)

「サファヴィー帝国の「奴隷軍人」にみる帝国と辺境――バラタシュヴィリ一族のサガ」

コメント:舩田善之(広島大学)


全体コメント:鈴木直志(中央大学)


総合討論


20231203_eurasia.jpg

お問合せ先

主催:科学研究費補助金基盤(A)
「前近代ユーラシア世界における広域諸帝国の総合的研究:移動する軍事力と政治社会」
(研究代表者:東京大学大学院総合文化研究科 教授・杉山清彦)

bujinws*gmail.com
※メールを送信する際は、*を半角@マークに変更してください。

前のページへ戻る

総合情報