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最終更新日:2017.04.14

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トピックス 2015.04.15

【受賞】広域科学専攻相関基礎科学系の若本祐一准教授が平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(若手科学者賞)を受賞

文部科学大臣表彰の若手科学者賞は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者に表彰されます。本研究科広域科学専攻相関基礎科学系の若本祐一准教授が、下記業績により平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(若手科学者賞)を受賞しました。

業績「1細胞動態計測技術の構築と細胞表現型ゆらぎの研究」
従来の多くの生物研究では、同じ遺伝型をもつ細胞は基本的に等価な性質を持つという仮定の下で解析が進められてきました。しかし実際には、同一遺伝型を有するクローン細胞集団を同じ環境中に置いたとしても、内部の個々の細胞の状態や挙動(表現型)には大きなばらつきが観察されます。生命現象の中には、同質の集団の中に異質な表現型をもつ細胞系列を生み出すことが本質的に重要な適応や分化などの現象があり、それらの研究では、クローン細胞集団内の表現型多様性や、個々の細胞の状態変化の詳細を知る必要があると考えられます。

若本祐一准教授は、個々の細胞で起こる遺伝子発現量や成長状態などの時系列解析を実現する1細胞動態計測技術を構築しました。さらにその技術を用いて大腸菌の成長ゆらぎの定量や増殖法則の実験検証に成功し、また、細菌のパーシスタンス現象において、遺伝子の確率的発現の役割を明らかにしています。

本研究成果は、1細胞時系列解析を基幹手法とする「1細胞生物学」の創出につながると期待されます。

表彰式は本年4月15日に文部科学省で行われ、メダルと表彰状が授与されました。

関連URL
文部科学省プレスリリース:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/04/1356509.htm
研究室ホームページ:http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/wakamoto-lab/index_j.html

 

 

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