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最終更新日:2019.09.11

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トピックス 2014.07.08

[受賞]超域文化科学専攻(比較文学比較文化コース)博士課程を修了した泉美知子さんが渋沢・クローデル賞本賞を受賞しました

このたび、2010年に本研究科超域文化科学専攻(比較文学比較文化コース)博士課程を修了した泉美知子さん(國學院大學等非常勤講師)の著書『文化遺産としての中世―近代フランスの知・制度・感性に見る過去の保存』(三元社、 2013)に対し、第31回渋沢・クローデル賞本賞が授与されました。

本書は、近代フランスが大革命後のモニュメントや美術品の破壊を契機に、国民国家としていかに「文化遺産」という思想や制度を形成していったのか、その歴史的経緯を詳細に跡づけた労作です。

文化財保護制度の確立に尽力する人々、中世美術復興を目指す学芸員や美術史家、文化遺産と同時代人の感情との結びつきを浮き彫りにする文学者など、「文化遺産」なるものの生成過程を複数の分野を横断しつつ検証しています。世界遺産が関心を呼ぶ今日こそ参照すべき研究書でしょう。

渋沢・クローデル賞は、日仏会館の設立(1924年)に貢献した渋沢栄一とポール・クローデル(当時の駐日フランス大使)を記念して、1984年に創設されました。日仏両国における、それぞれ相手国の文化をテーマとした優れた研究業績が授賞の対象で、これまでにも本研究科の出身者や教員から多くの受賞者が出ています。

表彰式は6月20日(金)、日仏会館で行われました。

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