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最終更新日:2012.03.12

KOMEX 社会連携部門

教養教育開発機構(KOMED)の社会連携(ベネッセコーポレーション)寄付研究部門は教養教育高度化機構(KOMEX)の立ち上げに際し、社会連携部門に改編しました。岐路に立つ日本の中等教育・高等教育の活性化・再構築を果たすには、従来の教育コンセプトや教育方法を大胆に見直す必要があります。本部門においては、かねてよりその質の高さに定評のある東京大学教養学部の教育リソースを活用するとともに、多様な分野の豊富な教育シーズを生かして、中学校・高等学校、全国の大学の教育の質の向上に寄与する教育開発を進めることを目的としています。具体的な活動としては「高校生のための金曜特別講座」、「直島環境キャンプ」、「科学読み物シンポジウム」などがあります。
 

高校生のための金曜特別講座

東京大学教養学部における高校生を対象とした公開講座は、2002年4月に始まりました。開催のきっかけは、高校の週5日制の実施に伴って、休日に高校生を対象とした公開講座を開講してほしいとの要望を近隣の高校から受けたことによるものです。 最初は「高校生のための土曜特別講座」として、高校生および一般の方を対象に土曜日の午前中に開講していました。 2003年10月からは「社会連携プログラム『21世紀を生きるための知』」として金曜日の夜に開講されるようになり、 2004年4月から現在の「高校生のための金曜特別講座」として実施しています。

現在、参加者は高校生が中心ではありますが、下は中学から上は80代まで幅広い年齢層の方が参加しています。 参加者の構成比は、おおよそ高校生7:一般の方3となっています。

また、遠方のため東大教養学部には来られない高校生に対する対応として、 高校向けにこの講座のインターネット・テレビ電話システムによる講座の配信を試験的に始めました。

遠く離れた高校の生徒たちも東京の会場に来ている高校生たちと同様、熱心に参加していただいております。 双方向通信のため、配信先の高校からも鋭い質問が連発され、東京の会場にいる高校生たちにも大きな刺激になっています。

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高校生のための直島環境キャンプ

2007年より、瀬戸内海に浮かぶ直島と豊島(てしま)を舞台に、ベネッセコーポレーションの協力を受け、高校生のための直島環境キャンプを開催しています。毎回、20名以上の高校生、本学教員が参加し、環境問題に関するレクチャー、膨大な不法投棄による産業廃棄物問題の現場(豊島)、直島と豊島で稼働している産業廃棄物処理施設の見学、地域活性化活動に取り入れられた現代アートの鑑賞など、多彩なプログラムを通じて環境問題を多面的に捉えることが目的です。高大連携による新しい教養教育の実践として、瀬戸内海に浮かぶ直島、豊島を舞台に「考えること」を体験する機会を提案しています。高校生たちは講師との議論や参加者同士でのグループディスカッションによって考えを深め、最終日には環境問題の解決に向けて導き出した意見について発表会を行います。
 

科学読み物シンポジウム

学校の授業以外で、科学に接する手軽な方法として、科学の本を読むことをすすめるために、滝川洋二前特任教授(東海大学教育開発研究所教授、NPO法人ガリレオ工房理事長)が提案した“理科読をはじめよう”のキャッチフレーズのもとに、全国から教員、図書館関係者、科学読み物を推進する団体の関係者など集まり、科学の本の現状、科学書の読書を定着させる工夫などを議論するシンポジウムを2008年から開催しています。
 

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