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新任教員紹介

野口 篤史(ノグチ アツシ)

所属 専攻相関基礎科学系、先進科学研究機構
学科統合自然科学科
部会先進科学部会
職名 准教授
発令年月日 2019年1月 1日

 

略歴 ■最終学歴
大阪大学大学院・基礎工学研究科
■学位
2013年3月 博士(理学)
■前任職
東京大学先端科学技術研究センター 特任助教

 

担当科目 ■前期課程
アドバンスト理科
■後期課程
物質科学セミナー
■大学院
相関基礎科学演習Ⅰ・Ⅱ

 

研究活動 ■研究分野
物理学(原子物理、量子エレクトロニクス)
■研究業績
  1. Phys. Rev. A 84, 030301(R) (2011).
  2. Phys. Rev. Lett. 108, 060503 (2012).
  3. Phys. Rev. Lett. 109, 260502 (2012).
  4. Phys. Rev. Lett. 111, 160501 (2013).
  5. Nat. Commun. 5, 3868 (2014).
  6. Science 349, 405 (2015).
  7. Nature, 527, 74 (2015).
  8. New Journal of Physics, 18, 103036 (2016).
  9. Phys. Rev. Lett. 119, 180505 (2017).
  10. Optica, 5, 152 (2018).
■その他
日本物理学会若手奨励賞(2016)

 

採用理由

野口篤史氏は、光、原子、イオン、オプトメカ、超伝導量子ビット、全て扱える実験物理学者である。これまでの具体的な研究成果は、単一中性原子共振器電気力学、イオントラップ中のイオン鎖の量子断熱操作、イオントラップ中の量子回転子、薄膜振動子の量子基底状態までの冷却、表面弾性波と超伝導量子回路によるハイブリッド量子系、などと多岐にわたっている。物理学会の分類で言えば、領域 1,領域5,領域 6 にまたがり、応用物理にまで広がる研究を行っている。しかも、どの仕事も、Nature, Nature Commun., Phys. Rev. Lett. などのトップジャーナルに掲載されている。


このような創造性に富む若手トップ研究者が優れた研究を行いながら、大学院・後期課程・前期課程の意欲的な学生と駒場で出会い、お互いに刺激し合うことは、計り知れない教育効果も期待できる。


以上のように、野口氏は研究業績においても、教育においても優れており、本学の准教授にふさわしい人物であると判断される。

 

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