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駒場アカデミック・ライティング・センター(CAWK)

駒場アカデミック・ライティング・センター(Center for Academic Writing at Komaba:CAWK)は、ALESS/ALESA/FLOW授業支援のために組織された駒場ライターズスタジオ(KWS)を前身とし、2022年4月に大学院総合文化研究科附属の機関として新規に設置された。CAWKの目的は、自律的かつ自発的な書き手を育成することである。具体的な目標を以下に示す。

  • 教養学部前期課程を中心とした関連授業と連動し、早期から論文執筆の技術や能力を涵養する。
  • 深く豊かな批判的思考力と国際感覚を備えた議論の構築と発信ができる能力を養う。
  • 対話的サポートを通して、読み手を意識し、自己を客観視する批判的態度を備えた自律的な書き手を育て、将来の学術的アウトプットの質的向上を目指す。

2025年度現在、KWSの機能を引き継いだ英語部門に加え、初年次ゼミナール(文系)などの前期課程科目全般、留学生が主な対象の日本語科目をサポートする日本語部門、初修外国語部門(イタリア語、ロシア語、スペイン語、中国語、韓国朝鮮語)で様々な支援を行っている。支援においては、原稿執筆段階における書式や表現、論理展開、データの示し方などの検討に限らず、問い・仮説の立て方、情報検索、データ収集、研究方法など、様々な段階での相談に応じる。なお、英語部門・日本語部門いずれにおいても大学院(文系)の研究支援も行っており、将来的には卒業論文支援への拡大も構想中である。

支援体制においては、各部門を統括する教員の指導のもとで一定の水準を満たした大学院生TA・TFをチューターとして活用し、単なる添削ではなく、相談者自身が書き手として自ら改善の糸口を見いだせるよう、問いの投げかけや情報提供を行う対話ベースでの支援を方針としている。なお、TA・TFは多様な背景を持っており、レポートにおける使用言語とその内容において相談に来る学生たちのニーズに柔軟に対応できるようにしている。

その他、論文・レポート執筆資料のリンク、「アカデミック・スキルズ ミニ講座シリーズ」(動画)などをCAWKウェブサイトで公開しており、アカデミック・ライティングに資する有益な知見やリソースを教養学部に限定せず、東京大学の在学生全体さらには社会に広く発信している。

2023年2月より株式会社内田洋行とネーミングプランの締結をし、産学連携の進展も目指している。

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