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教育プログラム

学部-大学院の一貫した教育研究組織と社会に向かって開かれた
「センター・オブ・エクセレンス」の追求

東京大学では、教養教育(リベラル・アーツ教育)を学部教育の基礎として重視し、入学者は全員、教養学部に最初の2年間在籍します。この2年間を「前期課程」とよび、学生は、進学選択を経て、3、4年次の各学部「後期課程」に進学することになります。教養学部は、前期課程教育の責任部局であるとともに、独自に専門教育を行う後期課程を有しています。

教養学部後期課程は、学際性、国際性を理念に据え、既存の枠組みにとらわれない領域横断的な先端的教育研究活動を展開することで、複合化、多元化する現代世界の要請に応え、各界をリードする多彩な人材を養成、輩出してきました。2011年度には、培われた学際性、国際性を深化させ、高度に複雑化する学問、急激に変化する社会に対応するため、文理融合の「学際科学科」創設をはじめ、文系、理系学科を抜本的に改編し、3学科体制へと刷新しています。

また、教養学部には、2012年10月から、英語による授業のみで学位が取得できるコースが設置されました。この英語コースは、PEAK(Programs in English at Komaba)と呼ばれ、『東京大学の行動シナリオFOREST2015』(2010年3月策定)において示された、「世界から人材の集うグローバル・キャンパスを形成し、構成員の多様化を通じ、学生の視野を広く世界に拡大する」という重点テーマ(「グローバル・キャンパスの形成」)を具体化するものです。

同じ駒場キャンパスにある大学院総合文化研究科は、教養学部後期課程における専門教育研究を先進的に発展させ、新しい研究領域を開拓する総合型大学院です。高度な専門性だけでなく、諸領域の先端分野を広く横断する知識と先見性を備えた問題発掘・解決型の多様な人材、第一線で活躍する数多くの越境創造的研究者を養成し、世に送り出してきています。

総合文化研究科・教養学部は、このように他に例をみない「前期課程―後期課程―大学院」という一貫した教育研究組織を形成し、広く社会に向かって開かれた「センター・オブ・エクセレンス」を追求しています。
 

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