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研究科長・学部長挨拶

大学院総合文化研究科・教養学部のご紹介

img_2021.jpg 大学院総合文化研究科長・教養学部長
真船 文隆(まふね ふみたか)

大学院総合文化研究科・教養学部のウェブサイトをご覧いただきありがとうございます。
本サイトは、本研究科・学部にご関心をお寄せいただいた皆様に対して、本研究科・学部の基本的な情報、教育・研究組織のご紹介、教育・研究のサポート体制などについての情報一覧を提供するものです。掲載情報は随時更新されますので、適宜ご活用いただけますと幸いです。

併せて本欄では、大学院総合文化研究科・教養学部の概要を簡単にご説明いたします。東京大学は、東京都目黒区の北端に位置する駒場地区に3つのキャンパスを有していますが、その中で、京王井の頭線の駒場東大前駅の正面に位置するのが、本研究科・学部がある駒場Iキャンパスです。この地域は、渋谷から徒歩圏内ですが、ここから西側に広がる武蔵野地域のいわば起点に位置し、木々が豊かに茂る自然豊かな佇まいが印象的です。

駒場Iキャンパスには、9,000人を超える構成員が集います。東京大学では、学士課程を前期課程2年と後期課程2年に分けており、前期課程(大学1,2年生)のおよそ6,600人はすべて教養学部に在籍します。この前期課程の学生に加えて、教養学部後期課程(3・4年)の学部生500人、大学院総合文化研究科の大学院生・研究生1,300人、大学院数理科学研究科の大学院生・研究生200人が学び、先端研究を進める研究者である教授・准教授・講師・助教陣400人と事務系職員・技術系職員200人が、学生をサポートしています。

教養学部はリベラルアーツ教育を目指して1949年5月新制東京大学の発足と同時に設置されました。2024年には設立75周年という節目を迎えることになり、今後設立100周年を見据えた様々な取組みが行われることでしょう。大学院については、1983年に、文系専攻からなる総合文化研究科が発足後、理系専攻の拡充整備を経て1996年には重点化が完了し、文系4専攻と理系1専攻(理系1専攻は3系からなる)という現在の体制が確立しました。本研究科・学部は、他研究科・学部と比べても明らかな学際性、国際性、先進性の特色を有しています。これらの特色を活かして、これまでに多様な分野で活躍する人材を数多く輩出してきました。さらに新たな人材の育成を目指して、様々な教育上の新しい取り組みを進めています。入学直後の1年生を対象とした少人数のアクティブラーニング授業である初年次ゼミ、英語の実践教育であるALESS/ALESA/FLOWや、英語で行われる教養学部英語コース(PEAK)、そして意欲ある学生を刺激して成長を促すアドバンスト科目群の設置などがその例です。

2020年の春から広まった新型コロナウィルス感染症によるパンデミックは、私たちの社会活動を著しく制限しました。このような予期せぬ状況においても、誰一人取り残さず、すべての学生に対して、期待以上の教育環境を提供し、その裏付けとなる先端研究を推進していくのは、本研究科・学部の使命と考えています。コロナ禍から抜け出し、新たな日常を取り戻しつつある今、私たちは、コロナ禍で学んだことを活かしながら、より一層魅力ある研究科・学部となることを目指して参ります。皆様からの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


令和5年度 東京大学学部入学式 教養学部長式辞(令和5年4月12日)

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