HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報546号(2012年4月 4日)

教養学部報

第546号 外部公開

キャンパスライフを支援します:初年次活動センター

永田敬

http://shonenji.c.u-tokyo.ac.jp/

546-E-12-2.jpg小学校から中学、高校、大学へと進学する度に、周囲の環境や友達が変わっていくのが人生の常ですが、出身地や出身校などの多様さ、同期の人数の多さや友達の多彩さ、生活や勉学の自由さという点で、大学入学は最も大きな環境の変化を経験する人生のイベントのひとつと言えるでしょう。勿論、長生きすると、もっと大きな環境の変化に遭遇することもありますが、これを読んでいる若い皆さんにとっては、大学入学は今リアルに感じている、これまで経験した中で最も大きな環境の変化ではないでしょうか。

そんな中で、自分の活動をもっと広げる機会が欲しい、キャンパスライフを充実させたい、友人・知人の輪を広げたいなど、学生生活に関する皆さんの思いを支援する場が「初年次活動センター」です。二〇〇八年一〇月に開設された初年次活動センターは、アドミニストレーション棟東側の木立に囲まれた、こぢんまりとしたガラス張りの建物です。六〇 ㎡の明るい屋内には、リボン型テーブル、ホワイトボードとプレゼンテーション設備、ミニキッチンなどが備え付けられており、約三〇名まで少人数のグループ学習や様々な課外活動に対応できるように設計されています。

また、環境美化チームが造ったセンター東側の花壇では、四季節折々の草花を楽しむことができます。

センターは、平日の時間帯は殆ど開室されており、一、 二年生が英語教員や留学生と昼食をとりながら気軽に英会話をする「英語でしゃべランチ」、教養学部後期課程の教員による「サイエンスカフェ」、日本棋院棋士による囲碁の体験指導、学生相談所主催の「キャンパス・アイデンティティ・グループ」など、様々なイベントが実施されています。また、大学院生や後期課程学生がピア・アドバイザーを務め、面倒見の良い先輩として気軽に一、 二年生の学習や生活などの相談に応じる制度もあります。

初年次活動センターの利用法、イベントの開催日程や内容の詳細、ピア・アドバイザーの担当スケジュールなどの情報は、常時、ウェブサイトに掲載されています。また、初年次活動センターをもっと積極的に利用してみたい、センターでこんな企画をやってみたいというアイデアが浮かんだら、アドミニストレーション棟一F学生支援課(8番窓口)に相談してみることをお勧めします。

(学部長室/相関基礎/化学)
 

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