HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報555号(2013年4月 3日)

教養学部報

第555号 外部公開

進学先を考えるときには――進学情報センターの利用――

斎藤文修

555-E-7-2.jpghttp://park.itc.u-tokyo.ac.jp/agc/

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。これからの東京大学での学問研究や大学生活に、胸を大きく膨らませていることと思います。皆さんの期待を実現するためのサポート施設が東京大学にはいろいろありますが、進学情報センターは、皆さんが進学先を選択・決定するための情報やアドバイスを提供しています。ご存じのように、東京大学の学生は、教養学部における二年間の前期課程とその後に続く二年間ないし四年間の後期課程の二つの過程を経ることになっています。前期課程では特定の専門分野に偏らない総合的な視野を獲得し、さらに専門的なものの見方や考え方の基礎を学習する。そのうえで後期課程の二年間で学ぶ専門分野を選択するならば、学問研究において実り豊かな成果を上げることが可能になると考えられます。自分の志望と適性を見極め、適切で十分な知識を持って進学振分けに臨むようにしましょう。進学振分けでは、皆さんが所属する科類にかかわらず、さまざまな学部学科に進学する道が開かれています。進学振分け制度をよく理解し、皆さんが持っている大きな可能性を実現してください。

進学情報センターは、時計台のある建物(一号館)の二階にあります。進学情報センターにある相談室と資料室は、休日を除いて、講義のない夏休みなどにも利用が可能です。

進学振り分けについては、まず、入学時に配布される「履修の手引き」と、2年生に配布される「進学振分けの手引き」をよく読んでください。よく理解できないことや疑問に思うことについては、進学情報センターの相談室でお尋ねください。相談室では、進学先や成績など、何でも相談に応じています。何回でも利用できるので、気軽に利用してください。

進学情報センターの資料室(写真)では、各学部の便覧や講義案内などを閲覧することができます。また、各学科・専攻の紹介パンフレットやガイダンスの配布物を入手できます。さらに、写真のパソコン端末から、志望する学部・学科の全志望者数、志望者の成績分布などのデータベースにアクセスすることができます。この情報は資料室でしか見ることができないものです。

学部・学科の情報を得るうえで、各学部が毎年、五月と一二月に駒場キャンパスで開催する学部ガイダンスはたいへん有益です。ガイダンスに積極的に出席し、志望する学部・学科について正しく理解したうえで、進学先を決定してください。

進学情報センターでは、四月二二日(月)と二三日(火)に、シンポジウム「私はどのようにして進路を決めたか」を開催します。シンポジウムでは、東京大学の全学部から紹介していただいた方々の講演と、講演終了後の懇談会が行われます。様々な分野の最先端で活躍している講演者の、教室では聞くことのできない個人的な体験は、たいへん興味深く面白いものです。これまでに出席した学生からは、シンポジウムの講演は進学先の選択に役に立った、と高い評価を得ています。シンポジウムにもぜひ参加してください。

(進学情報センター)

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