HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報599号

最終更新日:2022.12.06

教養学部報

第599号 外部公開

辞典案内 2018 ペルシア語

前田君江

ペルシア語─英語辞典、ペルシア語─日本語辞典の最も代表的で使用しやすいものを、オンライン辞典も含めて挙げておく。

(1)授業で使用する辞書(ペルシア語-英語辞典)
①S.Haim(ed.), Farhang Moaser Shorter Persian-English Dictionary, Publishers, 2009(ISBN 978-600-105-003-9)を授業用の必携辞書として推奨。生協で販売する。比較的使いやすく、価格と大きさが手頃。イラン直輸入のため、郵便料金・現地通貨変動により販売価も毎年変動する。今年度は2500円の予定。

(2)ペルシア語-英語辞典
①のHaim(Hayyim)編のペル−英辞典には大小さまざまなヴァージョンがあり、②Hayyim(ed.), The larger Persian English Dictionary, Tehran, 1113p, 1990を駒場図書館が所蔵している。なお、①②の初版Hayyim(ed.),New Persian-English dictionaryをもとにしたオンライン版(updated in 2010)があり、ペル→英、英→ペルで利用可だが、ヒット件数が多すぎて必ずしも使い勝手が良くない(http://dsal.uchicago.edu/dictionaries/hayyim/)。
また、歴史史料購読に有用で、歴史研究者に好んで用いられるのが、③Steingass(ed.), A Comprehensive Persian-English Dictionary,[1st Indian ed.,1539p, 1973を駒場図書館が所蔵]。Amazon.UK等でも購入できる。価格は様々。なお、オンライン版もあり、ペル→英、英→ペルで利用可だが、ヒット件数が多すぎて必ずしも使い勝手が良くない (http://dsal.uchicago.edu/dictionaries/steingass/)。

(3)ペルシア語-日本語辞典
黒柳恒男(編)によるペル-日辞典は発音表示、意味解説・例文等、いずれの観点からも使いやすく充実しているが、価格が高いのが難点である。自習・予習の際に図書館で利用されたい。実際の購入は、卒論や大学院での研究にペルシア語史料の講読を必要とするなど、長期的・本格的なペルシア語学習を志す場合にのみ勧めたい。④黒柳『ペルシア語辞典』(大学書林、1988年、1,091頁、30000円)[駒場図書館所蔵]は、古典語・現代語ともに充実しており最も使いやすいが絶版である。図書館で利用されたい。⑤黒柳『現代ペルシア語辞典(ポケット版)』(大学書林、1996年、837頁、15750円)[駒場図書館所蔵]は、初学者にも手頃な辞書。収録語を現代語に限っている。また、日-ペル辞典として、⑥黒柳『日本語ペルシア語辞典(ポケット版)』(大学書林、1996年、617頁、11550円)[駒場図書館所蔵]があり、さらに、⑤と⑥の合本縮小本として、⑦黒柳『ペ日・日ペ 現代ペルシア語辞典(合本)』(大学書林、1998年、617頁、24,150円)[駒場図書館所蔵]がある。また、④の拡大版として⑧『新ペルシア語辞典』(大学書林、2002年、2,020頁、80000円)[駒場図書館所蔵]があるが、これを使うレベルになったら、むしろペルシア語─ペルシア語辞典を参照しよう。

(4)ペルシア語─日本語語彙集
ペルシア語の「語彙集」として販売しているものは、収録語数が少ない割には価格が高くお勧めできない。初学者の自習用には、藤元優子『CDエクスプレス・ペルシア語』(白水社、172頁、2003年)[駒場図書館所蔵]巻末の単語リストなども便利。

(5)オンライン辞書利用のための「ペルシア語」入力設定
Windowsパソコンであれば、「コントロールパネル」→「地域と言語」→「キーボードと言語」→「ペルシア語」と選択すれば、入力設定は容易。オンライン辞書にペルシア語単語を直接入力できるほか、ペルシア語(ペルシア文字)でのGoogle 検索も可。

(ペルシア語)

※辞書の価格について、特に注意書きのないものは税抜きとなります。

第599号一覧へ戻る  教養学部報TOPへ戻る

無断での転載、転用、複写を禁じます。

教養学部報