HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報604号(2018年11月 1日)

教養学部報

第604号 外部公開

仮設体育館が竣工しました

長谷川宗良

仮設体育館が竣工し七月十一日に内覧会が行われた。駒場東大前駅を降り正門を正面に見た右手側にあり、既に目にした、あるいは利用した方もいるであろう。もともとはバレーボールコートがあった場所であり、新体育館建設のために解体される第二体育館の代替施設として建てられた。新体育館完成後の二〇二〇年の春に仮設体育館は役割を終える予定である。仮設体育館は、高さ約七メートル、面積一三二〇平方メートルの一階建てでバレーボールコート二面もしくはバドミントンコート八面としても使用可能で、さらに各種機器を備えたトレーニング室と男女それぞれの更衣室がある。冷風機、冷水器を設置し熱中症への対策も行っている。また、製氷機も設置してあり、飲み物の冷却やアイシングに利用できる。授業での使用が優先されるが、課外活動や研究目的での利用もできるので有効活用していただきたい。
この機会に調べたところ、解体される第二体育館は、一九七一年に完成し九月六日に開館式が行われたとの記載が学部報第一八一号にあり、四十七年間の長きにわたってその役割を果たしてきた。さらに一九八七年の学部報第三二〇号を見ると、現在の第二体育館は当時、第四体育館と命名されており、一九八七年〜一九八八年にかけて当時の第一〜第三体育館が解体され新体育館(現・第一体育館)ができたそうだ。
この原稿が掲載されるのは秋になるが、このような歴史に思いをはせてスポーツの秋にできればと思う。

(学部長補佐/相関基礎科学/化学)

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