HOME総合情報概要・基本データ刊行物教養学部報617号(2020年4月 1日)

教養学部報

第617号 外部公開

<施設・組織紹介> キャンパスの穴場スポット  ─初年次活動センター

四本裕子

初年次活動センターは、駒場博物館の東側に位置するガラス張りのミニ教室です。名前の通り、主に前期課程の学生(一・二年生)の勉学やキャンパスライフを支援する場となっています。初年次活動センターには、約三十名分の机や椅子、ホワイトボード、プロジェクタ、スピーカーが設置されており、テレビ番組も視聴できます。冷蔵庫やオーブンレンジ、若干の調理器具を備えたミニキッチンもついています。通常の開室時間は十時〜十七時です。一般利用の時間は、自習や勉強会、昼食の場所として使うことができます。また、初年次活動に関連したイベントを開催する場合は、前もって予約することができます。
初年次活動センターには、後期課程学生・大学院生がピア・アドバイザーとして在室しています。ピア・アドバイザーに、進路や履修科目、また生活に関する相談に乗ってもらうことができます。進学選択のためにどのように情報収集をすればよいのか、日々の学習をどう進めればよいのか、ちょっと困ったことがあるのだけどどの窓口に相談すればいいのかなど、気軽に話を聞いてもらえます。もちろん、ひとりで自習することもできます。
昼休みには、「しゃべランチ」が開催されます。これは、お互い外国語で話をしながら昼食をとるというもので、二〇一九年度は、中国語・スペイン語・英語・フランス語のしゃべランチを開催しました。しゃべランチに定期的に参加して外国語で会話する時間を作ることで語学力の向上が期待できます。大学で履修している外国語はもちろん、履修はしていないけれど学びたい外国語の練習にもなりますし、留学生との交流の機会にもなります。昨年度開催していない言語でも希望があれば開催可能ですので、皆さんからの提案を待っています。
その他にも、「教授としゃべランチ」では、教養学部の教員の研究の話を聞くことができます。二〇一九年度は、原子時計と相対論についてのしゃべランチ、タンパク質についてしゃべランチ、メタ認知についてしゃべランチなどが開催されました。「留学経験者としゃべランチ」では、留学経験者や学生留学アドバイザーや、留学を目指す学生から話を聞くことができます。今年度も多数の「しゃべランチ」を開催予定です。是非参加して学びのきっかけにしてください。
この初年次活動センターは、しゃべランチの時間以外は比較的空いていて、駒場キャンパスの穴場スポットとなっています。お茶を飲んだりお菓子を食べながらクラスの会合をしたり、初年次ゼミナールの発表練習をしたりと、活用の方法はたくさんあります。二〇一九年度は、初年次ゼミナールや全学研究ゼミナールの活動の一環として、お茶会やたこ焼きパーティーも開催されたようです。
交流の場として、また相談の場所として初年次活動センターを有効活用してください。最初に訪問するのは敷居が高く感じるかもしれませんが、ひとりでも、またはお友達を誘って、立ち寄ってみてください。イベントを開催するために部屋を借りたい場合は、利用の六ヵ月前から一週間前までにホームページ(http://shonenji.c.u-tokyo.ac.jp/)にある利用申請書を学生支援課(アドミニストレーション棟一階)へ提出してください。

(令和元年度学部長補佐/生命環境科学/心理)

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